元高校教師のブログ[since2007/06/27]

地元仲間とのウォーキング、ハイキング、サイクリング、旅行の写真入報告。エッセイや意見も。

金食い蟲エプソンプリンターと、ヘッド洗浄で5台も買った中古PIXUS

2011-02-09 09:16:00 | パソコン関連

 我家には以前からプリンターが2台ある。エプソンのEP-901Aとキャノンのpixus850iだ。エプソンのは複合機で、主にA4サイズの写真印刷に使うために購入した。キャノンは数年前に友人からもらったものだ。以来、サークルの案内などは、こちらを使って重宝していた。 

メイカーとインク---純正インクと互換インク

 エプソンの純正6色だと、6千円もする。これで1年使えると思ったら大間違い。新品のプリンターには当然付いていると思った。マニュアルをみると、テスト程度しか入っていないので、すぐ新しいインクを買え、と書いてある。だから、先ずは純正ニューを買って装てんした。
 ところが、インクの消費量が凄いのだ。何か写真をプリントするとする。まず、2~3回クリーニングをしてからでないと満足いく仕上がりはできない。次に、使い始めてすぐ気づいたことがある。インクを交換せよとの画面メッセージがすぐ出る。「あれっ!たしか、前回取り替えたばかりなのに!」。不良品なのかな、と思ってネットを見た。評判が悪い。中には、「1回クリーニングをしたら、千円分減ると思え」というのもあった。これだと、久し振りで利用しようと、先ず3回クリーニングをしたら、半分無くなってしまうことになる。
 これでは堪らないので、多くの利用者は「互換インク」利用に走る。すると、「純正ではない!このまま使うとプリンターに不具合が生じる。責任は持てません、それでも、このまま使いますか?」などという類のオドシが画面上を闊歩する。

 メイカー側は、何としても純正品を買わせたい。そこで、メイカー側は、型の新しいものを次々と生産して、互換インクが使えないようにする。昨年末、新しいプリンターを購入しようと、家電量販店に行った。並んでいる新製品のどれも、「互換」は使えないとの店員の説明。「互換」製造会社は、新型のを調べてから、それに合わせて開発するのであろうから、どうしても後発になる。『「互換」メイカー側では、いづれ出すとは言ってますけど』とは、店員の言葉。私は、はなから互換インクを使うつもりだったので、新製品の購入は諦めた。
何しろ、たとえニューでも、これでは、プリンターよりもインク代のほうが高くついてしまう

 だからと言って、互換インクが使える古い型のを買おうと思っても売ってないのだ。ヘッドすら販売中止にしている修理は1万円以上だと。まったくもって、腹が立つ。
 そこで到達したのが、古い型のを修理して使うことだ。実は長年愛用してきたキャノンのPIXUS850iが寿命になってしまった。このプリンターには愛着がある。私の場合は、「互換」どころか、百円ショップで購入した注入方式のインクだ。これでは、ヘッドを傷めてしまうとは、覚悟はしていた。なるほど、一昨年辺りから色が妙になってきて、昨年末にはとうとう印刷不可になってしまった。年末年始はプリンターは大いに活躍する。使えないのは困る。そこで、量販店に行ったわけだ。 

ヘッドと印刷かすれ---pixus860i2台とpixus850i3台、計5台もネットで買ってしまった。

 ミカン色のランプが点滅するのはどうしようもない。諦めるしかない。だが、色がおかしくなったり、かすれ印刷程度なら、何とかなるのではと思った。そこで、研究用に次々と購入して、いろいろやっているうちに、次の3点がポイントと考えるに至った。
(1) ヘッドのつまり→洗浄
(2) インクカートリッジに問題→新品と交換
(3) 基盤の問題→お手上げ

 そこで、(1)の洗浄を主に試みた。これは、それほど困難ではない
まず、インクカートリッジを取り外す。次にシアンの右隣りにある取っ手を上に上げる。そうすると、インクを載せていた部分が簡単に手で外せる。
 それをぬるま湯で洗う。ひっくり返して底の部分を見る。インクが出てくる部分が、黒とカラー部の2つに分かれている。インクカートリッジが置かれていた上の部分から下の出口へお湯を注いで行く。流出してくるお湯の汚れが無くなるまで、時間をかけて根気よく注ぐのだ。
 湯が跳ね返る程、大量に流してはいけない。私には全く分からないが、多分、基盤を濡らすのは危険だろう。洗浄したら、日向で1日くらいヘッドを乾燥させる。これも時間をかける必要がある。

 こうして洗浄すると、「かすれ」がかなり改善するはずだ。だが、カートリッジに問題があることもあるので、新品と交換するのもいい。また、ボールペンの例で分かるように、気温が低いとインクの流れが滞り、調子がよくないこともあるかもしれない。同じプリンターでも、朝はミカン色ランプだったのが、暖かい日中には青ランプになったこともある。

 (1)(2)を同時にやっても、改善しない場合があった。もしかしたら、ヘッドのねじを開けて、中を徹底的に洗う
と良いのかも知れない。だが、ねじを開ける段階にくると、全てをパーにする覚悟が要るかもしれない。
 私の長年愛用の850iは、ミカン色のランプが何度も点滅した。それで、ヘッドごと、ざぶんと湯に浸け、「ねじ開け」もしてみたが、まったく改善しなかった。

 オークションで購入した3台の850iは、洗浄でいずれも改善した。ただ、カラーに「かすれ」とは異なる薄い横縞が入り、100%改善とは行かない。そのうちの1台で、横縞が無くなるまで徹底しようと、もう一度洗浄した。ところが、洗浄後の乾燥で時間を端折ってしまったのがいけなかった。見たところ、もう水気はないと判断したのだ。 電源を入れると煙が出た。ショートさせてしまったらしい。おかげで、この1台はパー。

 現在、メインに使っているのは、860iの1台。これは購入時点で、ほとんど問題なく、洗浄もしていない。他の860iは、洗浄しても横に細い未印刷部分が走る。「ねじ開け」で徹底する段階かも知れない。私のレベルでは、ここまででストップ。ただ、黒印刷の文字だけは、きちんと出る

 ということで、前からの850iとショートさせた850iは回収業者へ。少しは改善した2台の850iと文字だけなら印刷できる860i、計3台はオークションに出すかも知れない。もっとも、Yahooの出品は有料会員になる必要があるとのこと。楽天なら、そういうことは無いようだ。インクをはずして300円と考えている。もっとも、購入者
は、送料と振込み代金がかかるから、トータル2千円前後になってしまうかな。車で取りに来る人がいれば、勿論送料はかからない。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« (源氏ゆかりの)将軍沢の里か... | トップ | 雪の日の朝、近所を散策。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

パソコン関連」カテゴリの最新記事