※この日は七里ガ浜のホテルで大学のクラス会があり、江ノ電鎌倉駅を11:24分発の電車に間に合うように、下記のコースを3時間で一人で歩いたが、ゆっくり回るには4~5時間は必要だろう。
今回は地図を載せません。自分で探しながら歩くのもよいのではないか。それのほうが訪問場所の印象が深まると思ったので。
【コースとタイム】 鎌倉駅(8:10)→(8:20)本覚寺(8:25)→(8:30)日蓮上人辻説法跡(8:35)→妙隆寺→(8:50)鎌倉幕府跡地(8:55)→(9:00)鶴岡八幡宮 5(9:15)→(9:25)源頼朝墓(9:30)→(9:35)大江広元墓(9:45)→ (9:55)鎌倉宮(10:05)→(10:30)北条高時腹切やぐら(10:35)→[祇園山ハイキングコースに入る]→(10:50)祇園山見晴台(10:55)→(11:00)八雲神社→(11 :10)鎌倉駅
■本文
駅から広い道路を横断して、本覚寺へ向かった。
本覚寺境内にある夷堂。この寺は身延山から日蓮の遺骨を分骨した寺とのこと。
右は日蓮上人辻説法跡地。
妙隆寺の開山2世、日親ゆかりの地。将軍義教の拷問の様子が伺える。「なべかむり日親」とは、凄い人だ。
鎌倉幕府旧蹟碑。北条氏がこの辺りで98年間執権政治を行った。狭い道の曲がりくねった奥にある。分かりずらい場所だ。
鶴岡八幡宮。朝9時だったので、巫女たちが仕事場(?)に向かうところであった。
畠山重忠は頼朝の中心的武将。
三浦一族最後の場所で、この法華堂の跡に、白旗神社が建てられた。ついでに、源氏は白で、平家は赤がシンボルカラー。運動会の「赤勝て、白勝て」や、紅白の幕や餅はこのこと。源氏のことを白旗党という。
頼朝の墓に花を捧げて長い時間、祈っている人がいた。折り目正しい人とみた。現在も組織があって、大切に守られているらしい。ところが、右側の大江広元のほうは、少し離れた山の奥にあった。荒れた奥の洞窟の中だ。彼は頼朝の参謀で鎌倉幕府への功績は大であったが、「夏草やつわものどもが---」の環境である。くずれた石段を越え、草深い斜面を登って訪れる人は居そうもない。
※桜もあちこちで見頃であったが、写真の掲載枚数が増えるので割愛した。
鎌倉宮は後醍醐天皇の第一皇子・護良親王を祭る神社である。親王は大塔宮(オオトウノミヤ)とも云われるが、建武の中興の中心人物。
土牢の入口(中へは300円) 村上義光公の像
「やぐら」とは、見晴らしの良い所にある防御用の建物。源義経の、平泉にある高舘みたいなものであろう。高時はは鎌倉幕府14代の執権であったが、新田義貞軍によって攻められ、一族と共にここ(東勝寺のあった所)で自刃した。 この立て札の左手洞窟内に、北条高時の墓がある(右下)。
立て札右側の階段を上るのがハイキングコースである。
軽い尾根道だが、シャガの群落が目をひいた。左下の写真は祇園山の見晴台から由比ガ浜方面を見下ろしたもの。
八雲神社へ下りればこのコースの終点となる。そこから鎌倉駅へはもう近い。
腹切りやぐらから、ゆっくり歩いても1時間はかからない、軽いハイキングコースだ。