わが町には日本ハムファイターズの2軍球場と選手たちの宿舎がある。ユーちゃんはUターンしてきたが、ダルビッシュも中田も、ここから巣立っていった。だから当然応援をする。いずれ大谷君もこちらに住むことになろう。 さて、今日のテーマは日ハムの若き4番打者・中田翔選手である。彼の2軍時代、私もカメラを持って鎌ヶ谷球場へ応援しに行っていたものだ。
兄貴分ダルビッシュが(本塁打を)50本以上打たなければ認めないと言ったそうだ。だから、ダルには未だ認められていないことになる。私はホームラン30以上、打率2割8分以上でなければ認めない。今シーズンの前半は酷いものだった。わずか打率1割台で、解説者が言うように「ファンからブーイングが無いのは不思議だ」という状況。普通の監督だったら即座に外すはずだ。だが栗山監督は頑固だった。11月12日放映のNHK番組「魂のアスリート」で監督は言い切っている「選手を信じています」と。おそらく監督は、中田を使い続けていることに、各方面から相当な非難を受けていたことであろう。日ハムのレギュラーたちも偉い。4番が打てなくても文句を言わない。3番・5番を中心に、きちんと4番をカバーしていた。
シーズン後半あたりから、不振脱却の兆しが見え始めた。日本シリーズの最終戦だったか、同点に追いつくスリーラン、あれこそまさに翔の真骨頂、さすが日ハムの4番と言える一発だった。あの試合、勝っていれば球史に残る場面だったはずだ。
シーズン前半の中田だが、TVで見ていると、アウトコースに逃げる右投手の球に眼が就いて行っていない。大きく離れている。レフト方向へ引っ張る振り方ばかりで、これでは打てるはずがない。(左投手の遠くへ逃げて行く球を、)レフト方向へ流し打ちする左打ちの好打者が何人もいる。あれを見習えないものか。
中田の場合、アウトコースのスライダーに最後まで食らいついて、ライト方向に打ち返すことが課題なのではないか、と私は思う。
コーチを中心に専門家たちが、いろいろ彼に助言するだろう。先の日本シリーズでの存在感を思うと、来期が楽しみだ。ホームラン30本以上、打率2割8分以上、やってくれると思う。そうすれば日ハムの、押しも押されもしない4番打者だ。相手投手も恐れる存在になっているだろう。そして、たまには、ここ鎌ヶ谷での2軍時代を思い出してもらいたい。
高齢者弁当宅配、4年目に入りました。ワガママでうるさいじいさんを使い続けている店長に、栗山君がダブります。