※参考2008-5-1の記事→奥塩原温泉の共同浴場と水芭蕉
目的地;奥塩原・大沼
実施日;2010-4-19
同行者;女性4名
天気;曇り時々薄日
花のタイミングは難しい。一昨年と同じく「おおるり」の送迎バスに乗り、奥塩原の八汐別館に着いた。予想に反して雪が沢山残っていた。
温泉神社から山道に入ったが、雪道であった。最初は大したことはなかったが、だんだんと雪が多くなってきた。人間の足跡が一人分続き、それが消えると、熊か鹿の足跡が一頭分続き、それが消えると完全なヴァージンスノーとなった。その上を歩くのだが、ずぼっ、ズボッと靴が雪の中に埋まり始めた。「しまった、カンジキを持ってこなかった」とはオーバーだが、山道が一面に雪に埋もれて、道の区別さえつかない。砂道を歩くように足をとられて、泳ぐように進む。この先、大丈夫かなと不安になる。だが、幸いにも膝まで潜る場所は出てこなかった。これでは、水芭蕉なんて、とても期待できないなと諦めながら雪道と格闘した。
温泉神社から1時間費やして、大沼園地に辿りついた。よく見ると、辛うじて雪の中から水芭蕉が顔を出していた。やれやれ、未だ「はしり」だが、全然無いよりはいいか、と自らを慰めながらカメラを取り出した。
帰りは雪の無い車道を選んで旅館まで戻り、ゆっくりと温泉に浸かった。 →「妙雲寺の水芭蕉」に続く