元高校教師のブログ[since2007/06/27]

地元仲間とのウォーキング、ハイキング、サイクリング、旅行の写真入報告。エッセイや意見も。

東芝のCM,"I'm possible"---何だ?それ。

2010-07-01 16:08:19 | エッセイ

 公共の電波を使って、こんな妙な英語をテレビで流されたら大変だ。わが国の高校生や大学生が真似して、研究論文や日記や英作文に使うかも知れないからだ。

 私は知らなかったのだが、拠り所は、オードリー・ヘップバーンのせりふ、ということだ。
 Nothing is impossible, the word itself says, "I'm possible!"
  今日本は、まさにサッカーブーム。スポーツに託けてダイナブックを「売らんかな!」のコマーシャルらしい。それも、TOSHIBA 自ら考えた独創性豊かなものでは無いらしい。画面でも説明している。つまり、小文字の "i"をわざわざ大文字にして Impossible。その文頭"I"の次に(無理やり)アポストロフィー"'"を挿入し、次に、mとpの間に一文字アキを入れた。

 どだい、"possible"/"impossible"という単語は人間を主語にしては用いないのだ。出版社が日本であろうと、英米であろうと、我家にある英語の辞書で人間を主語にした用例は一つもない。
 It' s (im)possible for us to do ~という構文にするのが一般的だ。因みに、ヘップバーンのは、前半部分はOK。だが、後半は「ことば遊び」である。まさか、「"Yes, we can."の次はこれだ!」なんて思ってはいないだろう。えらい、迷惑だ。


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 徒歩2時間8キロ、鎌ヶ谷大... | トップ | 白岩の滝群から日の出山へ »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ryuukoh)
2011-06-27 08:31:16
「日常会話」にあるのですか?無いはずです。posssibleでもimpossibleでも生物を主語にはできません。用例があったら教えてください。

※"how's life "/"what's shakin' bacon
後者は作成者の意図がよく分かりませんが、2例とも英文として問題ないと思いますよ。


なお、反応があるのは大歓迎ですが、この件は
これで打ち切りとさせていただきます。

返信する
Unknown (Unknown)
2011-06-26 22:36:01
すいません、"I'm impossible"って言う日常会話あるのになんでこれはだめなんでしょうか、まぁ、確かに文法はおかしいですが、「広告の面白いフレーズ」っていう考え方ならいいんじゃないですか?
それと、"This PC is possible"が成立しないのは知っています、でもこの問題には関係ないですよ、文法がおかしいのは前提ですから・・・広告やマスコミはどんどん新しい文章を作っていくものですから、

"how's life "とか"what's shakin' bacon "とか、、文法で説明できないのが多い気がしますが。。
返信する
Unknown (ryuukoh)
2011-06-26 12:29:27
「アイスクリームはおいしい」は何ら問題の無い日本語ですよ。でも、This PC is possible.という英語は成立しません。主語がmachine でも同様です。「このPCで~することはpossible」という文になります。品物をpossibleの主語にできないくらいだから、擬人化したら、なおさら妙な英語になります。
返信する
Unknown (tokurin)
2011-06-26 09:29:44
Impossible → I'm possible なんでいい広告だと思います。
たとえばアイスクリームの広告で「僕はおいしいよ」って書いてると変だけど、そのアイスクリームに顔がかていたらどうでしょうか?商品を擬人化していると考えると「僕はおいしいよ~」 面白い広告で意味も通ると思います。もちろんイレギュラーなんで辞書には載らないと思うけど。
東芝のPCの化身がI'm possibleと言っているという解釈でいいとおもいますよ^^
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

エッセイ」カテゴリの最新記事