たかお日記

高尾紳路九段オフィシャルブログです

大ポカ

2020-11-20 20:52:22 | 囲碁

昨日の対局、天元戦予選・黄翊祖九段戦(白)

 

 

 

この局面は、決め所と思っていた。

白1は、取られる運命ですが、利きをはっきりさせた。

 

 

 

黒1から、黒3で取られますが

白4から読み筋通り。

ここで、信じられない事件がおこる。

 

 

 

 

 

白1から、白3と一生懸命に黒4子を

取りにいったのは、とんでもない勘違い。

黒4から黒8と打たれて、右辺に白は取られ。

 

何故か、右辺の白石と中央の黒4子は、

タネ石だと思い込んで、攻め合いかと。

「白は5手あるけど、黒は、3手か4手。」

などと、読んでいて小さく取ってしまった。

白1で・・・

 

 

 

白1から、白3と打てば、5目以上の得。

とんでもない勘違いは、プロとして恥ずかしいばかり。

20年くらい前に、両アタリをウッカリしたことありますが、

このような、初歩的なミスは初めてだし、考えられませんね。

 

この後も損をして、頭がクラクラしましたが、

作ってみたら、半目勝ち。

結果は、ただの幸運でしたが、内容は酷すぎる。

今後、このようなミスが無いように気をつけます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする