今日は、大会。
朝、7時に、スクールまで、魔女っ子を送って行く。
魔女っ子の、出場種目は、50メートル、ブレ(平泳ぎ)。
時間は午後。
その時間に合わせて、母も電車で会場に向かう。
東大阪アリーナプール。
今日の大会は、決勝がある。
今日こそは、残ってもらいたい。
予選。
3組、6コース。
ビデオを構える。
タイムは、41秒64
魔女っ子の部、全体で2位。
決勝進出。
やった!
このまま、決勝で、3位までに入れば、表彰台に上がって、メダルをかけてもらえる。
緊張が高まる。
決勝までの、長い時間、退屈に過ごし、いよいよ決勝へ。
ビデオを持つ手が震える。
タイムは、42秒48
結果は4位。
くやしくてしかたがない。
コーチの指導に従って、フォームを変えたのが裏目に出てしまった。
後悔が残る。
予選と同じように泳いでいれば・・・。
帰り道。
くやしさに涙した魔女っ子を見たのは、初めてだった。
でも、選手コースを続けていきたいという魔女っ子。
母も、くやしかった。
こんなにくやしいいのは、やっぱり、水泳が好きだからかもしれない。
泣いた魔女っ子も、家に着くころには、立ち直っているようすを見せていた。
くやしいけど、また、がんばればいい。
何より、ベストタイムを出したのだから。
しかも、長水(50メートルプール)で。