悠々雑感ーnext

日々の雑感や思いついた事、
何処かで聞いて何かで読んで心に残った事などを……。

TPP-2

2011-11-20 17:52:19 | 政治/経済&文化etc
環太平洋戦略的経済連携協定…。
 なぜ環太平洋か??。
ヨーロッパは既にシステムや体制が時代遅れでありながらも連携はとれていて、アメリカが入り込む隙間が無い。
現状のアフリカは中国がレアメタルなど中国の領土化を目指して食指を延ばし、作戦を展開している。
そこで残った地域としてアジアの環太平洋地域に米帝が眼を付けた、としか思えない。ヒラリーのチュウゴクより外交などを見るにそうとしか思えないノダ。

車とか他の家電などの工業製品で日本を上回る事が出来なかった米帝は、最終的な食品と云う分野でリベンジをかけて来たノダ。7~8年前に牛のBSE騒ぎがあったが、日本は殆どの人がこれを忘れている。
子牛のうちに体内に抗生物質のカプセルを埋め込み、細菌などへの抵抗を高めるという乱暴な方法で飼育された牛がまともに育つはずが無い。ここに登場するのが肉骨粉飼料である。
また怖いのはバイオ技術を応用した農産物である。「関税の自由化」という美句によって安い値段の食品が大量にやって来るノダ。
FTAで二進も三進も行かなくなって慌てている韓国。
評論家の三輪氏が指摘し、その危険性を訴えている。
不利益を被った米の投資家が訴えた場合、投資家側の理論に助成する体制を仕組んでいるアメリカの腹黒い法律家(弁護士)たちの策略に全く無防備で、そのような米帝の思惑が裏にある事を疑いもしない野田。

TPPって、、

2011-11-06 11:38:41 | 政治/経済&文化etc
 昨年のカンの就任以来、水面下でうごめいていた環太平洋関税~~の実態が徐々に明らかになって来た。
 当初から私はうさん臭い方策だと思っていたが、案の定イカサマだった。
 自国の利益のためなら多少の犠牲(生命も含む)も顧みないという傲慢な帝国主義の固まりは、朝鮮で発揮されベトナムやイラクで繰返され、結末を付けずにいる。
 約30年前にも自国の車が売れないと云って日本に文句を言って来たが、持ち込んで来たのは全部日本の交通事情には合わない左ハンドル。逆に日本のT社N社H社M社などが海外へ向けて作る車は、それぞれの国の交通ルールに合わせた物を工夫して作ったのだ。家電製品も然りで、日本は夫々の分野で工夫を重ねて発展隆盛して来たのだ。
 現今、チャイナや韓国が日本をバッシングして来ているが、これはかっての日本の情況に自分たちが達して来たと云う誤った認識の先走りで、悲しいかな実力が伴っていない。(これに気付いていないか若しくは気付かない振りをしているだけだ)
 どっちにしてもTPPはとんでもない米帝の策略で、こんなものを認めたら日本は根こそぎ壊されて星条旗の星の一つに入れられてしまう。(とにかくアメリカは我が侭!)
 特に今回は大統領選に大きな影響を与える材料と見られているので、不況と失業対策に成果を挙げられなかったMr小浜がヤッキに成って進めようと揺さぶりをかけている野田。 
  
 www.youtube.com/watch?v=buBpYJO3Vro&feature=feedu  こういうサイトを見ると仕組みがよく解る。

唯々諾々として居られない。

2011-11-02 11:38:03 | 雑感
 「打ちのめされるような凄い本」=文春文庫=と云う書評をまとめた文庫本がある。著者は米原万里さんだ。
 米原万里さんは第一級のロシア語通訳者として評価を受け、文筆活動でも種々の賞を受けられ、日本人初の有人宇宙飛行プロジェクトでも大きな成果をあげられた。
 この本が出版されたのは2006の10月だが、米原さんは卵巣癌を摘出後のリンパ節への転移によって、本意ではない抗がん剤治療を受けざるを得なく成り、2006年5月25日に他界されている。
 今回「打ちのめされるようなすごい本」を紹介するのは何故かというと、昨今の政界や財界あるいは政策解説者がテーマに挙げている「TPP」に関連する、見えない示唆を与えるような著作物を6~7前に取り上げて解説/書評をされている部分があるからです。

 例えば、経済的効率のみを追求した結果陥ったアメリカ流の肉牛飼育法=山下惣一編著『安ければそれでいいのか?』=肺炎などの気管支系の病気を予防するために、生後14~18ヵ月の牛にワクチン注射と寄生虫駆除のため抗生物質の注射を打つ。その後、成長促進のためにホルモン剤を埋め込む。そして大半が遺伝子組み換えをした品種のトウモロコシなどの濃厚飼料を与える。ホルモン剤を与えると肥育期間が約2週間短縮され、餌代が1頭あたり20~30ドル節約出来る。薬代が掛かっても全生産コストに対しての餌代は30%前後を占めるから、2週間の期間短縮は大きい。抗生物質が残留している肉を食べ続けた場合、人間に害を与える事が明白な食べ物を「儲かる」の一点で平気で生産している無感覚、無責任な農場経営体質。そしてグローバル化した食物産業界は安い所から原料を調達し、労賃の安い所で加工して世界中に発送する。
 そこで山下は「原料生産の点で日本は国際競争に勝って、生き残れる可能性は無い」と喝破し、上記の状態を「リスクのグローバル化」であるとする。 
 また、狂牛病などの原因と断定された骨肉粉を与え続ける飼育法は誤った方法であることを告発した野原由香利の著書『牛乳の未来』等を紹介している。

 いま、話題になっているTPPはそのような危険な食物を、我が侭で帝国主義のアメリカの代表で話だけが巧くて失業対策などの実質が伴わなかったあせり気味の小浜氏が、選挙戦を有利に戦うために、太平洋を取り囲む国々をさも救うかの如く振舞い、ベトナムやイラクで見せた正義の味方ヅラの再演出であり、本当の狙いは日本の農業を決定的に叩く目論見であることに全部の日本人が早く気付いてもらいたい。

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