翌日は8時前にはホテルを出ました。チビタ・ディ・バニョレージョに寄って2時頃にフィレンツェに着く予定です。ラツィオ州の北部にあるこの小さな街は、2500年以上前にエトルリア人によってつくられた都市ですが、台地辺縁部の崩落によってその上の建物が崩れる危機に常にさらされており、「死にゆく町」(il paese che muore)とも言われています。風や雨で浸食した土地は陸の孤島となり、美しくも悲しい町という表現が頷けます。それでもりっぱな教会がありました。
宮崎駿さんの「天空の城ラピュタ」と綾瀬はるかさんが主演した映画 「ホタルノヒカリ」の舞台になったので、日本では人気の観光スポットになりました。よくこんなところを見つけたものだと思いました。