今夜はバッハコレギウムジャパン定演。メンデルスゾーンの交響曲第2番 《讃歌》は第九を超えんと1840年に作曲、自ら初演したとてつもない大作。1部がシンフォニア、2部がカンタータの70分の大曲。合唱、ソロ、重唱と続く2部がすごい。ベンヤミン・ブルンスが素晴らしい。パワーと技術は圧巻。ジョナ・マルティネスも美しい声と美貌でわたしたちを魅了。終曲は大規模な合唱フーガで最高潮に盛り上がり、感動的なフィ . . . 本文を読む
今夜はバッハコレギウムジャパン定演でオペラシティ。2019年からBCJを聴いてきたが、定演のプログラムに「ロ短調ミサ」が載ることはなかった。常々なぜだろうと思っていた。それは合唱してるものにとって、これが最高に素晴らしい作品だから。すごい演奏だった。Kyrie が始まるや悪寒が背筋を走り、わたしの脳裏から雑念は消えた。ミサの世界に引き込まれた。穏やかなソロ、美しい重唱、華やかな合唱。胸は熱く、 . . . 本文を読む
今日はバッハコレギウムジャパン定演「B→B、ブクステフーデからバッハへ」でオペラシティ。いやあ素晴らしかった。これはぼくたちが大好きだけれど、正直少々聴き飽きたかもしれない、あのBCJサウンドとは全く違う音楽。マエストロ鈴木優人のバロックプロジェクトだ。今日のハイライトは後半のバッハではなく、なんといっても前半もブクステフーデ。古楽器の名手たちが曲ごとにチューニングを変えての演奏も、それをバッ . . . 本文を読む
今日はバッハコレギウムジャパン定演「コラールカンタータ300年Ⅰ」でオペラシティ。開演20分も前に、いきなり鈴木雅明マエストロがステージに現れ、作品の解説をはじめたのにはちょっとびっくり。でも「コラールカンタータ」がなんたるか教えていただいたおかげで、今日の演奏にすぐ入っていけた。演奏がとてもしっくりきて楽しめた。ちょうど300年前の1724年、バッハは1年かけて全く新しい形式のカンタータを4 . . . 本文を読む
今日はバッハコレギウムジャパンと夏祭のダブルヘッダー。先ずは聖土曜日「マタイ受難曲」でオペラシティ。2020年以来のマエストロ優人のマタイ。素晴らしかった。2019年から聖金曜日のマタイを聴いているけどこれまでで最高かもしれない。スリリングでドラマティックで悲しく美しい。マエストロ優人が選んだベンヤミン・ブルンスはすごい声と技術を持っていた。素晴らしいエヴァンゲリスト だったが、圧倒的なパワー . . . 本文を読む
今日はバッハコレギウムジャパン定演「ヨハネ受難曲・第二稿」でオペラシティ。冒頭マエストロの解説を聞くまでは、第二稿とは何も意識していなかった。第1部が始まってみると言われるように、まったく違う。第2部の途中でやっと、ああここ歌ったところだと思ったぐらい。大きく改訂された作品だった。でもこの第二稿のほうがよりドラマティックで、華麗で好きだなぁ。と思ったほど素晴らしい演奏、合唱だった。ブラシコヴァ . . . 本文を読む
今日はバッハコレギウムジャパン定演「クリスマスと新年のカンタータ」でオペラシティ。カンタータは36番《嬉々として舞い上がれ、星々の高みにまで》。110番《われらの口には笑いが満ち》。190番《主に向かって、新しい歌を歌え》BWV 190(鈴木優人復元版)。今日は優人マエストロで、ソリストはハナ・ブラシコヴァ、ダミアン・ギヨン、櫻田 亮、ドミニク・ヴェルナー。待降節を祝う36番は、2曲目のソプラノと . . . 本文を読む
今日はバッハコレギウムジャパン定演「シューベルトのミサ曲第5番」でオペラシティ。すごい。素晴らしかった。BCJにとって初のこの作品、あまり演奏されることがなくわたしも初めて聴いたが。シューベルトがミサ曲を書くと、こんなモダンで華麗、ドラマティックな大ミサ曲になるのか。冒頭から120%のテンションではじまるキリエにまず驚く。グロリア、クレドといつもより大編成の合唱は畳みかけるような大迫力。鈴木准 . . . 本文を読む
今日はバッハコレギウムジャパン定演「トーマス・カントル 就任300年記念」でオペラシティ。バッハは人生の半分を聖トーマス教会の音楽監督(トーマス・カントール)として過ごしたが。その就任時の頃、ライプツィヒの人々に初めて披露したであろう作品を集めたので、聴きながらそれを想像してみてください。鈴木優人マエストロは演奏の前にプログラムについてそう語った。前半はカンタータ75番《貧しい者たちは食べて》 . . . 本文を読む
先週聴いたバッハコレギウムジャパン定演「ヘンデル 復活」のことを書いていなかった。終演後すぐに川崎に移動して夏祭クラシックの練習に出て、その練習がとてもよくて興奮してそのことを書いていたら日付がかわってしまってそのままになっていた。今回は優人マエストロでソロはキャロリン・サンプソン、中江早希、マリアンネ・ベアーテ・キーラント、櫻田 亮、加耒 徹。聴いたことはなかった。聖金曜日と復活祭の日曜日の . . . 本文を読む