ドイツ三州で明日地方議会選挙が行われますが、メルケル首相の難民政策に対する信任投票になるといわれています。注目を浴びているのが、第三党に躍進すると予想されている、ドイツのための選択肢(AfD)という政党です。党首のフラウケ・ペトリーが知的な美人なので、テレビに登場すると思わず視線を奪われてしまいます。略歴をみると、東ドイツ出身、化学の博士号を持つ元企業経営者とあります。40歳で、4人の子供がいますが、牧師のご主人とは別居中とのことです。メルケル首相といい、この方といい、ドイツの女性政治家は強いんですね。
メルケル首相は昨年秋頃まで行ってきた難民政策を事実上変更していますが、それについては明確には説明せず、また難民の数を制限するとも言わず、自分が主導したトルコの提案を実施することにより、ドイツへの難民を大幅に減らすことができると繰り返すことでこの選挙に臨んでいるようです。
選挙結果はメルケル首相にとって厳しいものになるでしょうし、トルコの提案も、EUの大半の国がこれ以上の難民受入れに同意するとも思えません。どうなるのでしょう。