Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてやっと自由を手にしてから、海外を旅行し、合唱を歌い、オペラやコンサートに通っています。

新国立「タンホイザー」本物のワーグナーオペラ観た気がした

2023-01-28 20:45:00 | 新国立劇場オペラ
今日は新国立オペラ「タンホイザー」初日でオペラパレス。
素晴らしかった。実演で本格的なワーグナーオペラを初めて観た気がした。
これまで観た新国立のオランダ人、マイスタージンガー、ワルキューレ、二期会タンホが色褪せて思える。

一番は主要キャストの差だろうか。今日の4人のワーグナー歌いはすごかった。特にステファン・グールドとデイヴィッド・スタウ。日本人で誰がこのくらい歌えるのだろう。声がよくて技術が高いのは当然としてこんな圧倒的なパワーとスタミナがある人は。

スタウサビーナ・ツヴィラクは一幕グールドとの延々と続く重唱ですごいと思った。
エグレ・シドラウスカイテは聴かせどころたっぷり。一番痺れたのはマリア様と歌うアリア。

妻屋さんは今日も外国人勢に見劣りしない歌と芝居で。ホントにすごいひとだ。

マエストロアレホ・ペレスは力のある指揮者だと思った。東響はとてもよかった。勇壮でドラマティックで美しく。序曲とフィナーレで盛り上がるところは鳥肌。
鳥肌は合唱も何度も。やっぱMETよりすごい世界1のオペラ合唱団でしょう。

また1幕のバレエが素晴らしかった。東京シティ・バレエ団のダンサーたちの何と美しかったことか。

ハンス=ペーター・レーマンの演出、舞台美術、映像技術は豪華で格調高く。この世界最高クラスのオペラハウスにふさわしい。
こんな素晴らしいワーグナーオペラが東京で観れる。嬉しいね。































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