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Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

合唱や旅行、オペラ・コンサートの感想等を書いています。

新宿区民オペラ「イオランタ」

2019-03-02 21:57:38 | Opera

今日は早稲田混声合唱団の後輩、高橋初花さんが夫君の普久原武学さんと揃って出演というので、新宿区民オペラ「イオランタ」を観に新宿文化センタ。
プログラムは2人が出るイオランタが前半で、後半はトスカのハイライト。
新宿オペラは松岡幸太さんがイズマーレをやったナブッコを昨年観て、オケと合唱団が大編成で堂々たる内容だったので次の公演も観るつもりでした。
今回のイオランタは1時間と短いのでか小ホール。でも手が届くような近距離で歌手の表情が見てとれる小ホールの魅力を再認識しました。

イオランタはネトレプコがやったMet2014-15シーズンのを観ていて、タイトルロール次第かという印象を持っていたのですが、そうでもなく二重唱や全員のフィナーレなど聴きどころたくさんありました。
タイトルロールの高津桂良さんは歌も演技も尻上がりに良くなって、恋に落ちるとこ、見えないことに気づくとこなど、表情が刻々と変わり、歌も情感が深くなっていき、次第に観客を引きつけていきました。
そして相方のヴォデモンの飯沼友規さん、とっても良かった。フェイスブックで顔と名前は知っていたのですがこんなに歌えるとは。

我が初花さんは、いつも思うんだけど演技に手を抜かない。今日も熱がこもってました。歌の方はもっともっと歌いたかったでしょうが、重唱場面では盛り上げていい仕事してました。3/9の町田イタリア歌劇団の「泥棒とオールドミス」で爆発してください。
普久原さんは存在感のある演技でレオ王を好演。歌も後半にかけて良くなっていったので明日はもっといけるでしょう。

あと日本語上演はなかなか大変だったんじゃないかな。この劇は設定も込み入って心理描写も多いから観客も乗っていくのが難しい。日本語でわかりやすくなって、より楽しめました。ヴラヴォ-を送ります。

休憩後のトスカハイライトは飯島由梨江さんの独壇場といっても良いほどのステージでした。
ナブッコを観た日のフェイスブックを見ると、「飯島由利江さんのアビガイッレが一番見せ場も多くて、熱唱に次ぐ熱唱で強烈な印象が残りました」と書いてました。
今日もひとり格の違うような歌と演技で観客を魅了、素晴らしいトスカでした。

てな感じで、オケがナブッコのときと比べて少し質が落ちていたのが残念でしたが、新宿区民オペラ、十分楽しめました。

新国立、藤原、二期会はもちろん素晴らしいけれど、それだけじゃ日本のオペラのレベルは上がらないでしょう。
この新宿区民オペラ、先月椿姫の文京区民オペラ、昨年アイーダの調布市民オペラ、ニューイヤーが良かった大和国際オペラ協会、我が家のような町田イタリア歌劇団、等々!
こういう団体が頑張ることで、出演機会に飢えた歌手や演奏家が成長していき、聴き手の側も広がって行くんだと思います。

おっと、実は今日は夏祭クラシック・ヴェルレクの練習あったんだ。
先週の金沢旅行に次いで2回連続の欠席。平野の顔が浮かぶ。怖い。

















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