横浜・池辺農園の秘密(旧中山農園の秘密)

横浜市都筑区にある農業体験ファーム中山農園が閉園したため、有志でやっている池辺農園での野菜作りなどを紹介しています。

好気性発酵 to 嫌気性発酵

2023-05-07 07:55:08 | 池辺農園
●ボカシ肥の在庫が少なくなってきたのだが、材料となる米糠がなかなか入手できず伸び伸びになっていた。
最近、3箇所目でやっと米糠を見つけたのでボカシ肥を作った。
いつものように、次の比率で配合して握ると固まり突くと崩れる程度に水を入れる。
大体ジョウロ1杯程度でこの固さになる。

●いつもと違うのはここからだ。
好気性発酵は時々混ぜる手間がかかるので、最近はビニール袋に密封して嫌気性発酵で作っている。
ところが、ヤンマーの「土づくりのススメ - 深掘!土づくり考」で発酵過程の説明が載っていた。
それによると、初期発酵は好気性でその次の段階で嫌気性発酵に移るという。
知らなかった。
これまで、どちらか一方の仕方だけで発酵するものだとばかり思っていた。


●以下は上記サイトからの引用
『発酵(分解)が始まると、はじめに分解しやすい糖やアミノ酸、デンプンから分解が進み、タンパク質など細胞内部に存在する物質が糸状菌や好気性細菌によって分解され、その呼吸熱によって発熱が起こります。
次に植物細胞壁の成分であるペクチンの分解が始まります。
その後、糸状菌は50~60度以上になると生息しにくくなり、高温性で好気性の放線菌が増殖してきます。
そして、糸状菌が分解できなかったセルロースを放線菌が分解することで、分解しにくい繊維質などの分解が進みます。
最後に、放線菌の食べるエサがなくなると温度がゆっくり下がり、最も分解しにくいリグニンの分解が始まります。
このときに、さまざまな微生物が繁殖しはじめ、堆肥として利用できるようになります』


●そこで今回は収穫後に籾殻が付いたままの米を入れるコンバイン袋を使った。
これは布を編んだようになっていて空気が入りやすいのだ。
N田さんが信州の稲刈り手伝いに行った帰りに籾殻を入れて持って帰ったもので、これを使えば好気性発酵の助けになると思った。
ただし、好気性発酵が終わった後に以前のようにビニール袋に入れ直す必要がある。
忘れっぽい私が覚えてられるかどうか、それも課題の一つだ。


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