佐賀大学病院放射線科アンオフィシャルブログ ~さがの読影室から~

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2009.01.12 第45回 九州MRI研究会 その2

2009年01月12日 18時53分13秒 | 研究会・学会
 どうも、風邪を引いたみたいでのどがいがらっぽいです。九州MRI会場が、寒かったからなぁ

 では、ごくごく簡単に報告します(さっき頑張って書いたのが投稿時に消えてしまったので…)。

症例2
 小児に多発する骨軟部腫瘤。家族歴あり。
 解答は、multicentric (infantile) myofibromatosisでした。詳細な読影で、正解でした
 参考文献がfreeのPDFであったので、貼っておきます。

 AJR 2005:184;1310-1312
 
症例3
 汎血球減少患者に生じた、肝脾多発性結節。SPIO投与後のT2WI,T2*WIにて信号低下あり。
 解答:histiocytic sarcoma

 非常に稀な疾患だそうで、当然知りませんでした。Dynamic CTの増強パターンと、SPIO投与後の信号強度解釈がポイントだったようです。何より、こういった疾患を疑うことが重要のようです。
 SPIO投与後のT2WI,T2*WIの信号強度変化の解釈(SPIOのクラスターサイズ)により、血管内か網内系に取り込まれたものか、というコメントが非常に示唆に富んでいました。ただ、勉強不足なので良く理解できず…
 取りあえず、SPIO,clusterで検索できたfreeのPDFを貼っておきます。余力があれば、その内投稿します。

 Radiology 2002:222;661-666

 力尽きたので、今回はこのあたりで。