Q3.治療中の注意事項は何ですか.
まず全般的な注意としては治療を休まないことです.これは特に外来の患者さんにあてはまります.休むことで全体の治療の期間が長くなったり,予定していた治療回数が足りなくなると効果が落ちることがわかっています.
例えば喉頭がんでは全体の放射線の量が5%異なるだけで効果が違うことがわかっています.
毎日きちんと同じ場所を治療するために放射線をかける範囲,皮膚にしるしや線を書かせてもらうことが多いですが,このしるしや線を落とさないようにしてください.お風呂は入って構わないことが多いですが,ぬるめのお湯にして,線の書いてある場所は洗わないようにしてください.
これは放射線による皮膚のやけどをひどくしないためと,しるしが消えてしまうときちんとした治療ができないためです.
なお通常の治療であれば,なにもしなくても,皮膚のやけどは治療が終わった後に徐々によくなって,元どおりになります.頭に放射線をかける場合はある程度脱毛が起こります.治療の回数ややり方にもよりますが,しばらくすれば生えてくることが多いですので,治療医にお尋ねください.
前にも述べましたが,頭部の治療をしない限り脱毛はおこりません.洗髪はしてもらっても良いですが,あまりごしごしと洗うのは避けた方がよいです.
のどや首に放射線をかけると口の中が荒れますので,うがいをこまめにしてください.
水分は多めに取ってもらった方がよいです.ひげそりは電気かみそりで軽くやるほうがよいようです.刺激のある食べ物はやめておきましょう.口の中の荒れもふつうは治療が終われば必ず治って元のようになります.
のどや首,胸に放射線をあてているときは禁煙してください.たばこをすっている人は副作用が強く出やすい上に,病気の治りも悪いことがわかってきています. (個人の嗜好の問題ではありますが,つらい思いをするのはご自分だということを忘れずに)
食道に放射線をかけると一時的に食べ物が通りにくくなることがあります.柔らかいものをよくかんで少しずつ飲み込むようにします.
腹部に放射線をかけると,下痢や食欲の低下が起こることがあります.これも治療が終われば治りますので,心配はいらないのですが,ひどいときには薬をもらいましょう.
また下腹部を治療するときは膀胱炎が起こりやすくなることがあり,水分を多めにとって.尿をどんどん出すようにした方がよいです. 一般的に水分はどこの部位でもおおめに取っておいた方がよいようです.
食べ物は基本的にはなんでも良いのですが,(のどや首,食道に放射線をかけているときは特に)からいものや刺激のあるものは避けた方がよいでしょう.
お酒は少量であれば構わないこともありますので.治療医にご相談下さい.
まず全般的な注意としては治療を休まないことです.これは特に外来の患者さんにあてはまります.休むことで全体の治療の期間が長くなったり,予定していた治療回数が足りなくなると効果が落ちることがわかっています.
例えば喉頭がんでは全体の放射線の量が5%異なるだけで効果が違うことがわかっています.
毎日きちんと同じ場所を治療するために放射線をかける範囲,皮膚にしるしや線を書かせてもらうことが多いですが,このしるしや線を落とさないようにしてください.お風呂は入って構わないことが多いですが,ぬるめのお湯にして,線の書いてある場所は洗わないようにしてください.
これは放射線による皮膚のやけどをひどくしないためと,しるしが消えてしまうときちんとした治療ができないためです.
なお通常の治療であれば,なにもしなくても,皮膚のやけどは治療が終わった後に徐々によくなって,元どおりになります.頭に放射線をかける場合はある程度脱毛が起こります.治療の回数ややり方にもよりますが,しばらくすれば生えてくることが多いですので,治療医にお尋ねください.
前にも述べましたが,頭部の治療をしない限り脱毛はおこりません.洗髪はしてもらっても良いですが,あまりごしごしと洗うのは避けた方がよいです.
のどや首に放射線をかけると口の中が荒れますので,うがいをこまめにしてください.
水分は多めに取ってもらった方がよいです.ひげそりは電気かみそりで軽くやるほうがよいようです.刺激のある食べ物はやめておきましょう.口の中の荒れもふつうは治療が終われば必ず治って元のようになります.
のどや首,胸に放射線をあてているときは禁煙してください.たばこをすっている人は副作用が強く出やすい上に,病気の治りも悪いことがわかってきています. (個人の嗜好の問題ではありますが,つらい思いをするのはご自分だということを忘れずに)
食道に放射線をかけると一時的に食べ物が通りにくくなることがあります.柔らかいものをよくかんで少しずつ飲み込むようにします.
腹部に放射線をかけると,下痢や食欲の低下が起こることがあります.これも治療が終われば治りますので,心配はいらないのですが,ひどいときには薬をもらいましょう.
また下腹部を治療するときは膀胱炎が起こりやすくなることがあり,水分を多めにとって.尿をどんどん出すようにした方がよいです. 一般的に水分はどこの部位でもおおめに取っておいた方がよいようです.
食べ物は基本的にはなんでも良いのですが,(のどや首,食道に放射線をかけているときは特に)からいものや刺激のあるものは避けた方がよいでしょう.
お酒は少量であれば構わないこともありますので.治療医にご相談下さい.
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