ホンクベーシスト 新井健太の雑記

日々起こったこと、感じたこと、音楽のこと、家族のこと、友達のこと、自分のこと。

ツォツィ

2008-09-25 23:57:25 | Weblog
少し前の映画だけど、DVDで観た。ヨハネスブルグのスラムに住む不良少年の話。
何とも言えない悲しさとヤルセないカンジが残った。良かった。

しかし、DVD特典映像として『幻の別エンディング』というのがついていて、コレが興醒め、最悪であった。
本チャンでのエンディングだと、「この後、主人公はどうなっちゃうんだろー?なんか哀しい~!」ってトコで終わるんだけど、特典映像では、その後の最悪エンディングバージョンとハッピーエンドバージョンが
それぞれご丁寧にしかも脚本家のナレーション入りで収録されているのだ!
なんか「こういう終わり方もイイけど、コッチもアリだと思ったんだよね~、迷っちゃってさ~」みたいな、
なんとも潔くないカッコ悪いカンジがしてしまう。せっかくジーンときてたのに、悲しんでいいのか喜んでイイのか解んなくなってしまったよ。そんなもん観たくなかった。

 音楽CDにしてもボーナストラックだとか別バージョンだとかあったりするけど考えモンだと思った
(確かにそれが嬉しい場合もあるけど)。

 芸術で感動を与えるには、時には <選択するとか切り捨てるとか> 相当な潔さが必要なのだネ。

 DVDソフトの、こんなクソみたいな特典付けなきゃ売れないとかのセールス的な弊害というか、、、
とにかく今回は特典映像みなきゃ良かった。