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倭人語のすすめ

倭人の言葉が残されていた。古事記の神々の多くは、秘文とされた文書を基にしていた。一音一義の倭人語を解き明かしたいと思う。

弓前文書 第4章第4節

2021-12-17 10:06:30 | 弓前文書(神文)
4400日奇津垂増威醸移真延座醸ピクツムタマカムロマノリム pi ku tiumu ta mau ka mu ro ma nou ri mu
①生きる意志なる生垂増(いくたま)はいずこへ道を辿(たど)るやら。真の姿教えなむ。
②第4章第4節 魂が死を境に元来た所へ帰る仕組みとその為の言霊
③生きようとする意志、そのエネルギーを入れた袋(生魂)が自然の掟に従ってたどる真の姿は、次の通りの韻文(4401~4416)で示すように、高天原の秩序の中に組み込まれて行くのである。
日奇津垂増(生魂の語源)
日奇津(生きようとする意志) 日(目で見える大自然の力と意志)奇(不思議なる変化)津(意図する)
垂増(エネルギーを入れた袋。生魂) 垂(あり余れる意志と力)増(物質増加の最大の姿)
威醸移(自然の掟に従って) 威(変わる)醸(進展する)移(進行中の動作を表す)
真(真の姿)
延座醸(自然の秩序に順応する。秩序立ての進展) 延座(秩序立てそのもの)延(秩序立て)座(完了)醸(発展する)


4401垂威真晴゜活タカマパル ta ka ma pa ru
①威大な力が輪廻する。
垂(力が溢れ出る)
威(大自然の変わり行く力)
真晴゜活(輪廻する真の姿※まわるの語源) 真(真の姿)晴゜(大自然の持つ意志とその力が張り出して行く) 活(現在形)


4402威醸移現育結カムロミチユ ka mu ro mi tiu yu
①自然変化の道筋に。
②自然変化の流れ行く道に由来する。
威醸移現育(自然変化の流れ行く道) 威醸移(自然変化は進んで行く) 威(変わる)醸(進展する)移(進行中の動作を表す)現育(力が流れて行く有り様。道※道の語源) 現(ありのままの姿)育(力の流れ)
結(つながる)


4403親陜成現因イザナミヨ iu tsau na mi you
①浮世の世界を歩むうち生きる力を失いて。
②うつしよ(現世)のこと。完成した現象、大人になってからの世界。
親陜成(生命有限。現象は分解、消滅して行く。)
現(見えているものの姿)
因(世)


4404育爽垂増結震゜チサタマユプ tiu sa ta mau yu pu
①生きる力を失いて辿るは何処生垂増は。
②もはや現実のエネルギーを出すことが出来なくなった。現実のエネルギーがなくなれば現象は停止する。人間ならば肉体が腐ってしまう。ところが生魂はそれでも一生懸命に現実の力を出そうと、自身の潜在力を振り動かしている。それは次の世と因縁を結んでいるのである。
育爽(もはや現実のエネルギーを出すことが出来なくなった。) 育(力の流れ)爽(何もない)
垂増結震゜(生魂は現実の力を出そうと、それ自身の潜在力を振り動かしている。)
垂増(エネルギーを入れた袋。生魂) 垂(あり余れる意志と力)増(物質増加の最大の姿)
結(つながる)
震゜(自然の意志と力が発動する)


4405親陜覆因゛現イザオヤミ iu tsau wo yau mi
①因果の影へと迷い込む。
②現世をそのまま延長して来た陰、いままでの因果の果て、(その世界を陰の肉体を持ちながら生きているつもりで歩いて行く)。
親陜覆(現世をそのまま延長して来た陰) 親陜(分解して行く状況。浮世)覆(覆う。またその状況から影および過去も表す)
因゛現(いままでの因果の果て) 因゛(その結果は定められた通りである)現(見えているものの姿)


4406威醸移澄延座醸カムロスノリム ka mu ro su nou ri mu
①自然の力を吸い取りし。
②高天原で現実の分霊となり、吸い取って来た。(そうして吸い取る力がなくなった。)
威醸移澄(自然の力を吸い取る) 威醸移(自然変化は進んで行く)威(変わる)醸(進展する)移(進行中の動作)澄(自然の意志と力を吸い込む最大の動作)
延座醸(自然の秩序に順応する。秩序立ての進展) 延座(秩序立てそのもの)延(秩序立て)座(完了)醸(発展する)


4407充凝因゛美醸積トコヤウムツ tou kou yau u mu tu
①生まれ出て来た元の道。
②自然の力をどんどん吸い取って成長して大人になった道を、いま逆にたどって行く。
③生まれ出る前まで来れば
④積醸因゛凝充、成の七つは抜けたが、日本数詞の五から十までのさかさまだ。かつてこの生魂は七つの成というのは自分自身であるから、積醸因゛凝充、この道をたどって大人になった。このためには自然の力をどんどん吸い取って成長して来た、いわゆる威醸移澄延座醸カムロスノリムだ。ところがこのさかさま、充凝因゛美醸積、その逆の道をいまたどって行くのである。


4408因現哈゛放゜晴゜躍醸ヨミグペパラム you mi gu pai pa ra mu
①罪も穢れもその道に通り過ぎれば何もなし。
②現世において、一つの現象として自然の力を次々いろいろな罪、汚れを受けて来た。これが生まれた時点まで戻って来ると、すべてなくなってしまう。
③生まれ出る前まで来れば、もう現実(現実の世の蔭である親陜覆因゛現の世界)とは縁が切れた。
因現哈゛(現世において、一つの現象として自然の力を次々いろいろな罪、汚れを受けて来た。) 因現(定められた世界)因(世)現(見えているものの姿)哈゛(どんどん加える)
放゜晴゜躍醸(すべてなくなってしまう) 放゜(自然の意志と力が失せ、意志と力は他のものに変換する)晴゜(大自然の持つ意志とその力)躍(最大の動作)醸(進展する)


4409日奇津晴゜活ピクツムパル pi ku tiumu pa ru
①浮世の心霧晴れむ。
②現実の世に生きようとして来た意志は生まれる前の世界(垂威真晴゜活)に飛び込んで来た。
③未来、現実、過去。過去から未来へ潜在力は輪廻しているのが垂威真晴゜活である。生まれ出る前はこの垂威真晴゜活にあった。そうして垂威真晴゜活で分霊となって現実の世に出て来た。生まれる前の世界(垂威真晴゜活)に飛び込んで来た。
 生きようとする意志、そんなものは垂威真晴゜活にはない。(なぜなら、垂威真晴゜活は晴゜の世界だからだと思う。)"
日奇津(生きようとする意志) 日(目で見える大自然の力と意志)奇(不思議なる変化)津(意図する)
晴゜活(垂威真晴゜活のこと)


4410延座醸威醸移澄ノリムカムロス nou ri mu ka mu ro su
①流れ来たりし始まりの。
②秩序立ての進行が起こった。それは自然の力を吸い取ることだった。
③自然の力を吸い取ることを始めた。
④4406威醸移澄延座醸(自然の力を吸い取って、現象の秩序立てを行って来た。)の逆。
延座醸(自らの秩序立ての力に組み込んで発展して行く自然の掟) 延座(秩序立てそのもの)延(秩序立て)座(完了)醸(発展する)
威醸移澄(自然の力を吸い取る) 威醸移(自然変化は進んで行く)威(変わる)醸(進展する)移(進行中の動作)澄(自然の意志と力を吸い込む最大の動作)


4411垂真厳成穂゜座タマイナポリ ta ma yi na po ri
①分霊(わけい)となりしはこのところ垂増は垂真なり今覚めぬ。
②現世の陰から持って来たエネルギーの袋は、垂威真晴゜活まで来ると、垂増は垂真に変わっていた。原点である垂威真晴゜活から、かつては分霊となって現実のエネルギーを吸って来た垂増が戻って来て元の垂真に帰った。
垂真厳(垂増ta mauは垂真ta maに戻り原点に帰った。高天原に戻って来た。) 垂真(大自然の自由エネルギーをため込む袋。珠。) 厳(原点)
成穂゜(自然の分霊)
座(動作が終わった)


4412会貴芽垂威躍醸アキメタカラム au kiu mai ta ka ra mu
①奇しき廻(めぐ)りに生き会いて、妙なる所に至るべし。
②現実の世の因果の果てに、現実のノウハウを経験して来た潜在力が過去の世界から未来へと向かう輪廻の流れにめぐり合い、垂威真晴゜活に帰って来た。
会貴芽(貴芽が輪廻の流れにめぐり合った。) 会(出会う)
貴芽(物質の兆しを持った潜在力、情報、ノウハウ。現実のノウハウを経験して来た潜在力。岐因芽(良き因縁)の元種。現実の世から続々と送られて来る数多の情報。) 貴(目に見えない変化)芽(自然の力が物に変わる局面)
垂威(垂威真晴゜活)
躍醸(~となるだろう) 躍(最大の動作)醸(進展する)


4413垂威真晴゜活タカマパル ta ka ma pa ru
①威大な力が輪廻する。


4414基保津威醸移澄モトツムカムロス mo to tiumu ka mu ro su
①生まれる基のこの力。
②垂増から変わった垂真が垂威真晴゜活でマイナス潜在力になる。
基保(大本※基、元、本の語源) 基(大本の姿)保(蓄えられている意志と力)
津(意図する)
威醸移澄(自然の力を吸い取る) 威醸移(自然変化は進んで行く)威(変わる)醸(進展する)移(進行中の動作)澄(自然の意志と力を吸い込む最大の動作)


4415垂真緒基充座タマイモトリ ta ma yiu mo tou ri
①元の垂真とて改まり。
②垂増が垂真になってマイナス潜在力になってスタートにつく、
垂真(大自然の自由エネルギーをため込む袋。珠。)
緒(始まり。その糸口は。スタートにつく)
基(大本の姿)
充(極めて物事が充実)
座(完了形)


4416爽霊゜真晴゜津躍醸サピマパツムラム sa piu ma pa tiumu ra mu
①輪廻の流れの一因子、自然の心と融けて行くらむ。
②垂威真晴゜活晴れての爽霊゜となって、高天原輪廻の一員となって行くことだろう。
爽霊゜(垂威真晴゜活に存在する霊゜のこと。自然因子)
真(真の姿)
晴゜(大自然の持つ意志とその力)
津(意図する)
躍醸(~となるだろう) 躍(最大の動作)醸(進展する)
 

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