倭人語のすすめ

倭人の言葉が残されていた。古事記の神々の多くは、秘文とされた文書を基にしていた。一音一義の倭人語を解き明かしたいと思う。

弓前文書 第1章第3節

2024-10-31 14:12:43 | 弓前文書(神文)
1300大成積凝充醸オナツコトム o na tu kou tou mu 
①大いなる秩序の集積が形成され出した。
②第1章第3節 地球のはじまり
③大地の誕生が始まった。地球の発生である。
大成積(大地) 大成(大いなる秩序)積(積み上げる)
凝充醸(誕生する) 凝充(形成する)凝(固まる)充(充分)醸(物質がどんどん増大)

1301大保乃辺オトノィエ o to noi wai
①大いなる垣根が保たれた。
②(太陽の引力圏の形成と同時につくられた)地球の引力圏。
③(地球にも)大きな垣根すなわち引力圏が出来る。
◇古事記:オホトノベ
大(大きいという感嘆詞)
保(区切り、戸)
乃(すでに出来上がってしまった)
辺(垣根、引力圏)

1302火゜充延雷゛ポトノヂ pou tou nou di
①燃える灼熱体で満たされ行く。
②(地球の引力圏に向かって)次々と隕石が落下して来た。その衝突熱によって地球の表面はもとより、灼熱した隕石によって覆われて行く。こうして表面は衝突熱によって真っ赤になる。その内部は重力によって、これも熱くなって行く。地球全体がある時期、灼熱熔融状態にあった。
③引力圏の中に入り込んだ隕石が真赤に燃えながら落ちて来て、衝突して熱で高温になってくる。そこへ次々隕石が落下して来て地球全体が真赤になり内部も圧力がかかってどろどろの熔融状態となった。
④灼熱の塊が形成される。
◇古事記:オホトノヂ
火゜(燃えるもの)
充(充実している)
延(秩序が進行中である)
雷゛(たくさんのエネルギーの塊)

1303澄日雷゛凝スピヂコ su pi di kou
①吸い込まれる数多灼熱の塊。
②(地球全体がある時期、灼熱熔融状態にあった。そうすると、)重たいものは吸い込まれる。沈んでゆく。中心に集る。
◇古事記:スヒヂニ
澄(自然の意志と力を吸い込む)
日雷゛凝(数多の灼熱の塊) 日(光と熱)雷゛(たくさんのエネルギーの塊)凝(固まる)


1304浮日雷゛凝ウピヂコ wu pi di kou
①浮き上がるさまざまな灼熱の塊。
②(地球全体がある時期、灼熱熔融状態にあった。そうすると、)軽いものは浮き上がって来る。
◇古事記:ウヒヂニ
浮(浮き上がる)
日雷゛凝(数多の灼熱の塊) 日(光と熱)雷゛(たくさんのエネルギーの塊)凝(固まる)

1305日奇哈囲ピクグイ pi ku xu wi
①どんどん変化して行く岩盤。
②末期状態のマグマ。その中から冷え固まった岩盤は、ちょうどマグマの中に杭のような格好で浮かんでいる。マグマの中から次々岩盤が成長して行く有り様、生きものの杭のようだ。
③次々冷え固まって色が変わって行く。岩盤は皆溶けた溶岩の上に浮いてまるで杭のように突き刺さっている。
◇古事記:イクグヒ
日奇(不思議な力) 日(認識出来るエネルギー)奇(不思議なる変化)
哈囲(岩盤。杭※杭の語源) 哈(食い入る)囲(囲まれる)

1306積沼゜哈囲ツヌグイ tu nu xu wi
①乱雑に重なり合う岩盤。
②一面が冷え固まった岩盤が出来上がると、押し合いへし合いして岩盤が乱雑に重なり合う。
③岩盤は皆溶けた溶岩の上に浮いてまるで杭のように突き刺さっているのである。
④無秩序に重なり合う岩盤。更に上へ上へと乱雑に積み重なって行く
◇古事記:ツノグヒ
積沼゜(無秩序に重なり更に上へ上へと乱雑に積み重なって行く) 積(積み上げる)沼゜(無秩序)
哈囲(岩盤。杭※杭の語源) 哈(食い入る)囲(囲まれる)

1307因゛増積集゛現ヤマツヂュミ yau mau tu jiu mi
①弥(いや)盛り上がり寄せ集まつた所。
②(四方から圧力を受けた岩盤は、)いよいよ上へ上へと、積み上がって集まって来る。
③別に決まった形もない、目立って盛り上がったところ。
④岩盤は押合圧合しながら或る所では高く盛り上って行く。島が出来た。
⑤圧力を受けた岩盤はある所では上へ上へと積み上っていわゆる山となった。
◇古事記:オホヤマツミ(大山祗(おおやまづみ)神社)
因゛増(さまざまな盛り上がった所※山の語源) 因゛(いよいよ)増(物質増加の最大の姿)
積集゛現(積み上がって集まって来る) 積(積み上げる)集゛(物質の無秩序な群がり)現(姿)

1308渡垂積浮現ワタツウミ wa ta tu wu mi
①浮き上がったものですっかり満たした所。
②低いところを軽いもので埋め尽くしたところ。
③島と島の間を満たす水面のこと。
④地球を覆っていた水蒸気が冷えて雨となり低い処に溜って行く。海が出来た。
⑤(地球の表面が冷え固まって来ると、水蒸気も雨となって地上に降り注ぎ、)深いところと高いところの間を、軽いものを水で埋め渡す。
◇古事記:ワタツミ
渡垂(軽いものを水で埋め渡す) 渡(行き渡る)垂(溢れ出る)
積(積み上げる)
浮(浮き上がる)
現(姿)
 


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