酒好き文化風俗研究者

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ウィン・チュー食堂。(夜間の部)

2019-04-05 | グルメ
  4月5日 金曜日

 おはようございます。 酒好きの思想家です。


説明しよう。

ウィン・チュー食堂とは、

日中は、「幸せ細菌」 ウィン・チューを体内で育てる食堂であるが、

夜間は、「必要悪」 を開放して健全な心体を保つ為の食堂となるのだ。


ウィン・チューの素晴らしさは既に説明済みだ。

宇宙は、ウィン・チューで示されているというようにロマンがあり、

人生とは、ウィン・チューで始まりウィン・チューで終わる

「醒めても胸の騒ぐなりけり」 である。

それはまるでこの世界の秩序を守るかのような勢いを感じられるもので、

同時に、ウィン・チューの限界が秩序の限界のように私達の限界がある。

実際、ウィン・チューがエレガントでパーフェクトなのは、

私達の生まれ持った能力だけではなくて、

それを神がお望みになり考案されたからである。

つまり、ウィン・チューとは事実上、「愛」 であると言っていい。

だから、社会生活に対してウィン・チューで答えを導き出すことが自然的だ。

不完全性定理でもって、自然秩序を含む形式的体系が矛盾するのは、

その体系内では真とも偽とも証明出来ない命題が存在するのだが、

ウィン・チューがそれを確固たる命題に変え、真の証明可能とする。

最大の矛盾とは、神の不在によるものだが、

幾らかの「必要悪」は顕在するにしても、

善悪の、損得の、バランスによる秩序はウィン・チューが回復する。


説明はこのくらいにして、

今日は、「夜間営業・必要悪食堂」 について考えてみたいと思います。

分かり易く言えば、「酒、タバコ、ギャンブル、カラオケ、上司の愚痴」だ。

ストレスと感情を開放する時間と空間が我々にはどうしても必要だ。

そもそも、居酒屋という概念が出現した時期とは、

今から約250年前の江戸時代であるが、

全世界を見渡せば、約2,500年前のメソポタミア文明にまで遡る。

当時ビールは「泡の立つ飲み物」として労働者に飲まれていた。

一日中、汗を流して働いた男たちが仕事帰りに「ちょっと一杯」と

酒場を楽しんだのはどうやら私だけではないみたいだ。

もちろん、江戸時代にはビールはないが、

上方より船で運ばれる極上の銘酒から

「中ぐみ」「下り酒」など、その日の気分に合わせて楽しんでいた。


そこで最近、疑問があるのです。

酒好きの一人として言わせていただくが、

「強・炭酸」は悪酔いするのである。

ビールにせよ、缶酎ハイにせよ、ドンペリニヨンにせよ、

こんなに旨くない(あえて不味いとは言わない)

お酒を飲まされたのでは売り上げが激減するのも当然だろうと思う。

日本の酒造メーカーは「必要悪」が判っていないのだろうか気がかりだ。

私たちはいつでも善人でいるのは困難、苦痛、ストレスであるから、

酒場で哲学を想起する時間と空間が必然で必要だ。

それが 「ウィン・チュー食堂」 の夜の部の

存在価値であり存在理由であるのだ。


     つづく。




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