桜子でーす

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伊東温泉三泊四日の三日目

2015年04月14日 | 日記・エッセイ・コラム
<第三日>

4月8日(水)曇り/雨

早いものだ。もう、三日目。
結局、今回の旅行は、かなり天気に左右されたみたいだ。
もともと、温泉三昧に明け暮れて、外出する気は無かったのだから、それで良い。
今回は部屋の窓から遥かに見える海の景色さえ眺めなかった。
それより伊豆の山々が、天候の具合で霞んで見えるのを、毎日、なんとなく観察していた。

筋向いの道路の下方に見える小学校の桜の花が美しいと思ったが、数日のうちに雨に打たれたりして変化しているのに気がつく。

面白いことに、ホテルの前の道路は車の行き来が多いのに、人影は殆どない。
伊東の街は他の温泉街と同じ様に、昔程、温泉らしい雰囲気は無く、静かな街になっている。

まあ、静かな、しかし、決して寂れてもいない観光地というところか?
これが、かつてのような温泉街らしい賑やかさや独特な楽しみを、人々が求めていた時代とは違っているように思う。

ところで、
私が伊東温泉を好きな理由は幾つもあるが、この静かな街の雰囲気が気に入っている。

そして、何と言っても、ホテルの滞在が過ごし易く、温かな雰囲気で迎えてもらえることだ。
このホテルには同系列のホテルが関東や関西に幾つかある。
私達が元気な頃には、多少、遠くても、あちこち利用したものだ。
どのホテルも、それぞれに特色があって、何回も利用した。

しかし、伊東のホテルは、まるで自分の家のような感じがするので、結局は「矢張り伊東へ行こう」と言う事になる。


夕食も、これで終わり。美味しい心のこもった料理も、贅沢を言うようだが「もう、十分!」と言い出す。
以前、四泊五日で利用したことがあるが、最後の一日分は十分過ぎて大変と思ったものだ。

1年ぶりの今回の宿泊でも、私達の好みをよく覚えていて、決して嫌いな物は出さないし、一つ一つが心を込めた料理である。
今回は最初の夕食の時、お腹が一杯でどうしても残してしまった。
私は箸袋に料理長宛の手紙を書いた。
『何時も心のこもった料理を有難うございます。とても美味しいのですが、最後まで食べられずにごめんなさい』と…


今晩の料理も素晴らしかった。
お給仕の女性に「ご飯は8分の1にして下さい」と頼む。
彼女は「苦労しましたよ」と運んで来た。
ここのご飯は、炊き方もだが、米が美味しい。それなのに本当に残念!

毎回、写真を撮ったのに、マックのご機嫌はまだなおらず残念だ。

さあ!ぐずぐずしないで、帰る用意を済ませて寝よう。
部屋に運んだデザートをゆっくり頂く。

結局、背中の痛みはまだ取れない。
仕方がないから、明日お茶の水へ寄るように、予約をした。
何と言うこと!