桜子でーす

日々の感想や思いついた事柄を写真や文章に表しました。ビジュアルに表現出来ると嬉しいな!

二本杖と私

2015年05月31日 | 日記・エッセイ・コラム
5月31日(日)

一週間のたつのは速いと何時も思うけれど、一ヶ月たつのもこれ又、速いと、しみじみ思う。
もう、6月。まだ梅雨も来ないのに、夏日が続いている。
昨日も書いたように、空は青く澄み渡り、背中に当たる風は何となく、秋の感覚。
そして日差しの強いこと。一体どうなっているの?

口永良部島の噴火は映像で見る度に凄い!と感じる。
かつて、種子島までは行った事があるので、何となく縁があるような気がする。
専門家のよると、一年以上は帰島出来ないだろうと言う話も聞いた。
この島で生涯暮らそうと考えていた人々もいるし、また大事な財産や、生き物を残して避難した人もいるので、本当に気の毒だ。

それにしても『東日本』、以来(いや、新潟もあった)度々、続く自然災害は、どうしても避けられない運命にある。
東京も、昨晩の地震では大変なアクシデントに見舞われた。
これでは、エレベーターにも乗っていられないし、交通機関も頼りに出来ない。

最近の私はエスカレーターで下るのが苦手になってしまった。うっかりすると、転びそうになるし、慎重にと考えれば考える程、恐ろしくなる。
だから、駅でも、エレベーターを利用する事にしているが、地震が来たら、これも大変だと思った。


何とか、足の動きが良くなるようにと願っているが、なかなか難しい。
だから、つい、外出も避けがちになってしまうのだ。
少しでも歩かなくてはと、今日も近所のスーパーへ出かけた。
二本杖でカチャカチャ歩くから目立つが、最近は恥ずかしくも何ともないようになった。

この二本杖は、丁度、山登り用の杖に似ている。
杖のつき方は、杖を前に向けてつく方法と、後ろ側から杖をついて体を押し出す方法がある。

私は、リハビリの際、後ろからつくように教えられた。
最初は、ぎこちなかったが、今はこのやり方の方が姿勢も良くなるし、速く歩けると分かって、まるで、山道を歩くような気分になっている。

不思議なもので、帰宅すればフーフー言っている私も元気になる。
何とか、この方法で歩く事に専念しよう。

恐ろしさを知らなかった私

2015年05月31日 | 日記・エッセイ・コラム
5月30日(土)

夕方の雲は、まるで秋の空の様に空が澄んでいて、薄くて長~い白い雲が、刷毛ではいたように美しかった。
こう言う時に、手元にカメラがない時が多く、そのあと、携帯で撮ろうとすると、もうシャッターチャンスがない時が殆どだ。

案外、何事もこう言う事が多いのではないかと思う。
人生も、又そうである。

と、言ったら、まるで、私は悟りを開いたみたいに聞こえそう。
後は、何も書く事がないし、気づかない。

午前中は怠惰な暮らしぶりをした。
足を高く上げて、寝ていたが、多少、軽くなった様な気がした。しかし、立てば、よろけると言う情けなさだ。

この調子では、富士山へは無理かな?
と、言えば、聞く人は「エッ!」と言う事になる。
私の『富士山は無理』は、登山をするわけでは無い。

今年になって、まだ一度も出かけていない一合目の家が気になるのだ。
水出しもしていないし、空気も入れ替えないと…

最近、毎日のように地震が起こる。
昨日も埼玉県周辺だと聞いた。
今日も、かなり大きな地震があった。
一階で、食事をしている時、うねるような地響きを立てて揺れた。

今日の地震は、交通機関にも大きな影響を及ぼしたと言う。
日本中のあちこちで、地震や火山の変動があると、成る程、地震王国ニッポンだと思う。

ふと、思った。
子供の頃、全く地震の事を知らなかった。
「これが地震よ!」と、母に教えられたのは、戦後、引き揚げて来てからだった。
「フーン?そうか?」
寝床に入ったまま、がっしりと作られた家の天井を見ながら、揺れるのを初めて体験したのだ。
そういえば、近所の人達が騒いでいたようだ。
それを笑った私がいた。

なぜ、そんなに騒ぐのかさえ感じない程、鈍感だったのだ。
考えてみれば、朝鮮では地震が無かったから、その恐ろしさを知らなかった。
今日は、何となく、子供時代の事を思い出した。

何事も、知らないと言う事は大変な事だ。
知り過ぎても、知らなさ過ぎても、恐ろしい。

河口湖、大丈夫かな?と、用心深くなった私。