桜子でーす

日々の感想や思いついた事柄を写真や文章に表しました。ビジュアルに表現出来ると嬉しいな!

戦争中に生まれ、戦争でこの世を去るなんて

2017年04月17日 | 日記・エッセイ・コラム
4月17日(月)

桃の実が直径1cmほどの大きさになった。
こんなに変わりやすい世の中だというのに、自然界だけは、確実に季節を取り入れている。

花壇のチューリップは六本、以前より鮮やかな紫がかった色を見せて花を開かせている。
全然、世話もしないのに、なんと素敵な色を見せてくれるのだろう!
そう言えば、門の隅に黄色いタンポポが毎年のように咲く。その花がまあるい綿毛を形良く見せていたので、写真に撮った。
ところが、明くる日になったら、もう、綿毛のほとんどが風に吹かれて飛んで行ってしまった。
「かあさん!あの綿毛は何処へ飛んで行ったのでしょう?」私は思わず呟いた。

自然界では、まだまだ、昔のままの姿が残っているのに、今の世の中はどうなっているのだろう?
信じる事の少なくなったこの世が、無事に人の暮らしを全うさせてくれるか疑わしい限りだ。

昨夜、姉が準備してくれた食事をとりながら、二人共、だんだん、憂うつになった。
犯人は北朝鮮のテポドン不発のニュース。
失敗してくれてよかった。だが…だが……である。

そんな事で済む事ではない。
先ず、否応なしに沖縄の米軍嘉手納基地には、ミサイルを迎え撃つ強力な弾薬類を搭載した軍機が準備され、夜中には最強な戦闘力を持つ航空機が飛び立って行った。  

二人は次第に鬱の状態になっていった。
「結局、私達は、戦争の中で生まれ、戦争に巻き込まれて死んでいくのよ」
そんな、望みの全く無い気持ちが押し寄せてきたのだ。
「そうよ!もう、何もやる気が起こらない。物を片付けても無駄なんだわ」

全てがむなしく感じられる世の中、日本は自らこの大問題に関わって、敢然と戦ってはいけない、いや、戦いに臨もうとしない安易さを持つ政府。
一体、私達はどう対応すれば良いの?
戦いの中で、誰の助けも無く死んでいくしか無い。そう、考えると、全てが虚しく、目の前にある食べ物までが味いを失くしていった。

今日のニュースによると、この様な国にとって緊張した日に、以前からの計画とは言え、タレントたちを招待した花見の会を新宿御苑で開催したと言う安倍首相の常識を疑う。
なんと、問題の夫人まで同行と言うから驚きである。

つい、先日、近所のスーパーでチーズの宣伝をやっていた。
「どこの製品?」と、私は聞いた。
「Mです」
「ツマが嫌い」と、即座に答えた。ああ!と、さもありなんとばかりに若い会社員は見本のチーズを引き込めた。
「多分、あの宣伝員は、私の言葉の意味が分かったのよ」
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い…の言葉が当てはまりそうな『ツマ』の意味。
M製菓!かいたくないよ!買いたくないよ!まさにこれはやり過ぎ?
でも、買おうとはしない私。有名なエンジェルマークでもね‼︎

それほど、世の中って難しいんだ!

一日経った。でも、二人の虚しい思いは消え去らない。

我が国の無責任で弱い政府。
アメリカに頼りっぱなしの首相。何の為にゴルフをやったの?

アメリカ人はどうしてトランプ大統領を選んだの?

分からないなぁ!