Apple Pieと月の船

さくやの日常や思ったことを気ままに綴っていきます

“歌詞”というひとつの作品

2008年06月17日 | Music
朝日新聞のサイトに窈ちゃんのインタビューが掲載されていました。

先日発売された単行本『明日の言付け』についてのインタビューだったんですが、
句読点や改行について、自身で説明がされていて、
それにすごく共感しました。

「読み手の脳の中で広げて欲しい映像を、こちらで勝手に編集しているわけです」

この言葉だけピックアップすると、
「読み手の可能性を狭めている」ように感じるかもしれませんが、
詩を書く人の立場からすると、
『この言葉を選んだ意味』
『ここからこういう感情を感じ取って欲しい、引き出したい』
という“伝えたいもの・こと”があるんだと思います。

私もたまに好きな曲の歌詞をパソコンで打ったりするんですが、
(アルバムの曲を早く覚えたいときなどに有効です・笑)
その時も、改行とか、言葉を「」で区切ったりとか、
歌詞カードでは漢字なんだけど平仮名にしてみたりとか、
漢字も違うものにしてみたりとか(例えば、青と蒼と碧では受ける印象が違いますよね)、
自分の頭の中の歌詞のイメージでレイアウトを考えたりして遊んでいます。

メロディに乗るとすーっと流れていってしまう歌詞ですが、
読みこむと、ものすごく深いものに変わっていきます。
(もちろん、メロディに乗せることで相乗効果で響いてくるという面もありますけど)
ミスチルの歌詞だって、すごく深いのに、歌詞カードは簡素過ぎて
あまり伝わってこないのが、勿体ないなぁ…なんて思ってます、実は(笑)
伝えたいであろう箇所はここなんだから、「」で区切ったらもっと深く響くのに!!とか
勝手に思ったりしてます(笑)
(そういう意味で、私はメロディよりも歌詞重視なのかな…)

この人はそういう部分も分かってて、実践してくれてるんだと
嬉しくなりました。

“歌”はもちろん好き。
でもそれと同じくらい“文章”も大好きなので、
こうやってどちらでも楽しませてくれるのは、とても嬉しいです♪
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