化粧品の成分おたく さえぽんの日記 (2017年7月化粧品成分検定1級【上級スペシャリスト認定】所得しました)

毒判定 1~3 ①★の時天然エキス等CAS有
天然×天然素材合成☆彡
or
天然×石油合成?成分名だけでは不明★①

天然由来100%アミノ酸系シャンプーを解析しました。

2016年11月14日 20時32分18秒 | シャンプー&トリートメント

ボタニカ←更新ページ  2018年8月11日新たに解析しました。

価格は少し高めの天然由来100%で売り出している。アミノ酸系の界面活性剤を使うシャンプーです

比較的刺激は緩和されます。

ただしアレルギーをお持ちの方には向かないと思います。
毒性3で合わなくてもこのタイプで改善することがあることも事実です。
アミノ酸系っていいの?
と聞かれたら・・・・・
合成の素材と仕方でよい場合はあります。
判定等の見方


アミノ酸系とは?まずはアミノ酸のご案内 人の体内で必要な栄養?成分

体をつくる20種類のアミノ酸

一般に次の9種類が必須アミノ酸 覚え方 なるほど{風呂場椅子ひとりじめ}

ふ  フェニルアラニン
ろ  ロイシン
ば  バリン
い  イソロイシン
す  スレオニン(トレオニン)
ひ  ヒスチジン
と  トリプトファン
りじ リジン
め  メチオニン

その他のアミノ酸 
覚え方難しいアイウエオ順 
あ~あ あ~あ ぐぐぐ しすていん せりん ちろしん ぷろりん

はいかがかしら? かわいいから。

アラニン、
アルギニン、
アスパラギン酸、
アスパラギン、
グルタミン、
グルタミン酸、
グリシン、 
システイン、
セリン、
チロシン、
プロリン、

化粧品で見かけるアミノ酸ちらほら

この表の本質を見ると
ヤシ油(植物油)やラウリン酸(高級脂肪酸)とアミノ酸系脂肪酸を化学合成していることがわかります。
アミノ酸も天然素材から合成する場合と食品添加物があります。食品添加物を使うことが一般的の用です。
食品添加物アミノ酸は下記参照下さい。



食品添加物はアミノ酸だけではなく化粧品原料に多く使われています。

シャンプーの構成に戻ります。

沢山天然の素材が入っていますが、
一般的にシャンプーの7割が水溶成分(このタイプは水グリセリン)
残り2割が界面活性剤。

界面活性剤が鍵なんです。

天然素材はエキスを抽出する時にどのような合成方法を取るか、
BGやエタノールで抽出している場合比較的成分表示の後ろに
BGやエタノールが表示される事が多いです。このシャンプーには無いですね。

PGやパラフィンやイソプロパノール等の旧指定成分由来で抽出すると表示しなくてもいい量しか残らないのかな?

防腐剤が特別入っていないのはおそらく上記の抽出の素材と・・・・
界面活性剤の量
(クオタニウム-10は殺菌力は弱いがあるようです )の働き?

天然系100%タイプでは植物由来成分で防腐・殺菌・安定成分が見受けますがこれもない。

植物を抽出するときに使用されている可能性が高い旧指定成分由来
△=可能性がある(表の本質参照)

△流動パラフィン
△PG
△イソプロパノール

防腐を助けてるのかも。

ラウロイルメチルアラニンNaやラウラミドプロピルベタインはラウリン酸由来
一般的にラウリン酸は芳香族の(石油由来)高級脂肪酸
ラウリン酸は天然物に多く存在する脂肪酸ですが石油合成なら簡単に作れるらしいのです。

このシャンプーの界面活性剤で
100%天然由来が想定可能なのは3番目に配合のココイルグルタミン酸かな。
これも合成する素材次第。

あとの界面活性剤は全て石油化学合成。

結論 天然由来100%は無理があるかな。

ポリクオタニウム-10 これは無理ありますよね?

植物由来は成立しないね。


繰り返しますが、
一般的に使われてる、硫酸系、スルホン酸系に比べれば刺激はソフトです。
私も5年前まではこのタイプを使ってました。

byさえぽん