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コロナで男性にも便秘が増加中!放置すれば免疫力低下や意識障害も

2021-04-06 08:30:00 | 日記
下記の記事はダイアモンドオンラインからの借用(コピー)です

外出自粛が続く生活では
誰もが便秘になりやすい
 うんち記録アプリ「ウンログ」を運営するウンログ株式会社は、2020年4月に「新型コロナウイルス対策とうんちに関する実態調査」の結果を発表した。
 この調査結果によると、回答者の半数以上が「外出自粛や緊急事態宣言を受けて排便状況に変化があった」と回答。なかでも、「うんちの回数が減った」と回答した人が56.0%、「便秘になった」と回答した人が43.3%にのぼり、生活が大きく変化したことに伴って便秘になる人が増えたことがうかがえる。
多くの人々を悩ませている「便秘」だが、そもそもどの程度排便がなければ「便秘」と呼ばれるのだろうか。
「日本内科学会では、3日以上排便がない、もしくは毎日排便があっても残便感がある場合を『便秘』と定義づけています」
 そう説明するのは、済生会横浜市東部病院の患者支援センター長を務める谷口英喜氏だ。谷口氏は便秘の原因について「大腸が動かなくなることで便秘になる」と話す。
「不規則な食生活や自律神経の不調が大腸の動きを抑制し、便秘になってしまうのです。もちろん他にも原因はありますが、コロナ禍の今は、食生活も自律神経も乱れやすい。ここ最近、便秘に悩まされ始めた人は、コロナの流行により生活様式が変化したことが原因と考えられます」
 たとえば、在宅勤務になって朝昼晩の食事の時間が不規則になったり、マスク生活で喉の渇きを感じにくくなったために水分の摂取量が減ったりという食生活は、便秘の原因になるわけだ。
「自律神経の不調の面でいえば、先行きの見えないコロナ禍での心理的なストレス、不規則な睡眠サイクル、そして外出自粛による運動不足なども関係します。今挙げた要因は自律神経のひとつである交感神経を刺激し続けますから、自律神経が整わず、体がなかなか排便できなくなってしまうのです。人間の体は自律神経のひとつである副交感神経が優位になっているリラックス状態のときに、おなかが動いて排便するようになっていますからね」
放置すれば免疫力が低下
重症化すれば意識障害も
 そうは言っても、「たかが便秘」と深刻に捉えない人もいるだろう。だが、便秘は放置すると、免疫機能まで低下させてしまうという。
「人間の体のなかで全身に供給される免疫細胞が一番多い場所は小腸です。また大腸にもビフィズス菌をはじめとする善玉菌が存在して、免疫グロブリンの産生を促進し、細菌やウイルスの侵入を防いでいます。便によって大腸内の流れが滞ると、連鎖して小腸の流れも滞ってしまうのです。小腸が動かないと免疫細胞が作られません。つまり、便秘になって大腸の動きが抑制されると大腸における防御機能が低下して、その延長で小腸の動きも鈍ってしまい、免疫細胞を作り出すことができなくなる。結果、免疫機能の低下を招いてしまうわけです」
 免疫力の重要性が叫ばれる今、その機能が損なわれてしまうことは見過ごせない問題だ。さらに便秘は免疫機能以外にも、体のあらゆる部位に悪影響を及ぼすという。
「便秘が長続きする状態というのは、自律神経が不調な状態が続いているということ。放っておけば、頭痛や肩こり、吐き気などの症状が出ることもあります。また、腹部と胸の境にある『横隔膜』という筋肉が、増えすぎた便によって刺激されると、肩の痛みや頭痛につながることもあるのです。これは横隔膜の神経と、肩や頭の神経がつながっているために起こるのですが、大腸内に便がたまっているだけで、体のあちこちに不調が見られるようになります」
 便秘の危険性はこれだけではなく、悪化すれば、より重大な病気につながりかねない。
「便が大腸にたまっていると、アンモニアを大量に作ります。このアンモニアが増えすぎると、肝臓が悪い人では代謝が追いつかなくなり、『肝性脳症』という意識障害を起こしかねません。ほかにも、とくに50歳以降の高齢者に注意してほしいのが、『糞便イレウス』です。便が詰まることで腸閉塞が起き、重症化すると腸管が破裂してしまう病気で、緊急手術になる人も多くいます」
 また、ただの便秘と思いきや、がんや腫瘍が隠れている場合もあるという。
「腸管にがんがあるせいで便が詰まっている、という人もいます。また、30~40代の女性に多いのが、婦人科系の病気で腸管の動きが周りから圧迫されているケースです。卵巣の嚢腫などが腸の動きを鈍らせている原因ということもあります。『たかが便秘』と侮らず、長期的に続くようなら病院にかかってください」
大切なのは規則正しく食べ
毎日1.5Lの水を飲むこと
 病院の世話になる前に、自分でできる対処法はあるのだろうか。
「もっとも重要なのは、毎日、三食きっちりと食べること。それも決まった時間に食べるといいでしょう。そして、就寝時間と起床時間もできる限り一定にすることが肝心。こうした規則正しい生活を心がけると、自然と排便のリズムも身についてきます。すると、便意を催していなくても、時間になると体や腸が『排便の時間だ』と認識し、動いてくれるようになるのです」
 食事と睡眠のタイミングをある程度決めておくことで、毎日の排便のタイミングも定まるわけだ。テレワークはどうしても、毎日の食事の回数や時間も適当になり、寝る時間や起きる時間もバラバラという、ルーズな生活になりやすい。
「不規則な生活リズムは自律神経も乱します。出社しなくなって体を動かす頻度が減っている今は、これまで以上に乱しやすい状況です。誰もが便秘になりやすい環境だからこそ、根本的に便秘になりづらい生活を心がけましょう」
 便秘の解決策として谷口氏が強く注意を促すのが、食生活だ。
「便秘になると食欲も減退しますが、食べ物や飲み物を摂取しないと腸は動きません。食物で内側から腸を刺激することが便秘の予防、そして解消に一番効果的。マッサージなどの外的な刺激は一時的には効きますが、根本の解決にはなりませんし、仮にがんなどがある場合は安易にマッサージをするとかえって危険です」
 そしてコロナ禍の今、思っているよりも体は水分不足になっており、これが便秘の原因になっていると谷口氏は言う。
「今は、マスクをしている、外に出ないという理由から喉が渇きにくく、慢性的な水分不足が続いています。知らぬ間に脱水状態に陥っているわけです。水分が足りないと便も硬くなる一方で、ますます排泄されづらくなります。体形にもよりますが、一般的に成人男性が1日に取るべき水分量は2.5~3Lほどといわれています。食事から1Lほどの水分を取るといわれているので、飲み物から1.5~2Lほどの水分を取ったほうがいいのです」
 水分は、水やお茶、コーヒーなど、種類はなんでもOKだそうだ。とくに腸ですばやく吸収される経口補水液は、即時的な改善効果が期待できる。但しアルコールは、過剰に摂取すると脱水状態に陥るので、ほどほどにとどめよう。
 4月になり、環境が変化したり、新生活が始まって気疲れしたりすると、ストレスにより便秘になる人が増えるという。今のうちに規則正しい生活を心がけ、心身ともにスッキリとした日々を送ってほしい。
(監修/済生会横浜市東部病院患者支援センター長 谷口英喜)
 
追記:私も便秘でしたがエクストラバージンオリーブオイルを朝夕の食事時におかずにそのオリーブオイルをかけて食べます。最近は朝食後に便意をもよおします。薬より安全だと思います。


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