肉球日記 ー春夏秋冬ー

立ち耳スコの「小太郎」とMIXネコの「チーズ」とその一家のまったりな日常を綴ります。

待ちすぎて・・・・

2007年09月12日 21時51分58秒 | 

待ちくたびれて、今夜はもうグダグダしている小太郎。
   

少しだけ涼しいと感じ始めた今夜は、少しだけへこんだお腹のおかげで切れが良くなって元気が出てきたらしい。
夕食後、彼にとってはハードな運動をしてすっかりおやすみモード
   
何でもおもちゃにするのは偉いぞぉ! 何でも楽しめ!

ふと、見上げる先には・・・・?
   
暫く見てる。

まだ見てる。
   

君の視線の先に有る物は・・・・何だろう? 私には見えないよぉ~

君の声の意味が分かったら・・・・何を言ってるのだろう? めしぃ~とか言ってるのか?

明日も良い日でありますように! などと願っているのだろうか?

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お帰りなさい

2007年09月12日 01時12分05秒 | 

昨日の午後2時頃、激しい雷雨だった。

久しぶりに凄いのが鳴った。見づらいが・・・
   

カミナリを聞きながら夏休みの事を思い出した。

*注:ここから長くなります。

小学校3年迄夏休みは毎年、父の実家(栃木)に行っていた。(昭和のお話ぃ)
父の実家は「干瓢農家」だった。最盛期の出荷の手伝いも兼ねた夏休みだった。
滞在は本家(田舎はそう呼ぶ)の伯父の家。初め父母と3人。数日すると父は仕事で自宅へ戻って行った。母と私は残り約3週間をそこで過ごした。
母は、伯母の手伝いで畑仕事。私は、する事も無いので伯父の干瓢の手伝いをした。

<干瓢製造過程>干瓢の原材料は「夕顔の実
①「夕顔の実」を機械で柔道の帯位の「幅」と「厚み」にむく。

②①を竹竿に掛けて干す。夕方は納屋に格納する。(夕立があるから)

③チリチリに干せたら、「(むろ)」に入れる。
「室」=干瓢の袋を開封するとぷーんとする独特なニオイがするがあのニオイが100万倍する小屋の事。

④長さや形を整える。 本家の伯父の仕事はココまで。

その先は分家の伯父の所で袋詰めをして出荷。皆様のお手元に届くわけである。

私が手伝ったのは、
②の「竹竿に干す」と「①の剥いた後の夕顔の実の芯を籠に捨てる事だった。

こんな到底子供らしくない夏休みにもイベントは有った。

毎日、夕方4~5時になると伯母は夕食の前に「蚊帳かや)」を吊った。
その中に入って暫くすると始まる。 夕立(=雷)である。鼓膜が破れるかと思う程大きな音の雷だった。栃木は有名らしい。

<雷にまつわる記憶>
・「蚊帳」の「ニオイ」。 どんなニオイかと言われても表現出来ないが。
・蚊帳から覗いた「イナビカリ」と「雨がビシャビシャと跳ね返る風景」と「雨と土のニオイ」。
・雷が鳴ると家中が「ビリビリ震えた」事。
・毎晩夕食は「うどん」だった事。(これは、「I」父もそうだったと言っていたので北関東以北は「うどん」が多いらしい。)途中でうどんは嫌だとダダをこねてご飯を炊いて貰った。
・雷が鳴り始めると決まって「」がでっかい声で「もぉぉぉぉ~」と鳴いていた事。
・雷が近くの高圧線(鉄塔)に落ちて「停電」になって怖かった事。
・「」のツーンとするニオイ。

毎晩そんな凄いのが鳴っているが、特別凄いのが鳴る日が有る。
そうすると必ず伯父は「これで夏も終わりだな・・・・」というのである。
その特別凄いのが鳴る頃、私の夏休みも終わりを告げた。
そして、みんなに「お帰りなさい」と言われて戻って来た父と一緒に自宅へ帰り私も姉たちに「お帰りなさい」と言われた。

そして、今我が家にも「お帰りなさい」をしようとじっと待っている男が居る。
   
小太郎である。

待っているのについつい・・・・寝てしまう。
   

昨日も今日もこんなに待っているくせに、やっと帰って来ると愛想無く廊下を走ってリビングへ。sameに「I」の帰宅を知らせる。(分かってるって!)
ちょっとくらい「お顔をスリッと」するとか「ごっちん」するとかすれば喜ばれるのに報われない孤独な努力である。

今日も明日もあさってもこうして「お帰りなさい」をするのだろう。

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