第12期「さなぎ達」総会は、2011年1月29日に不老町ケアプラザに於いて行われました。
参加者は職員+理事10名に加えて、会員6名がおいでになりました。
寒い中ご足労いただきましたみなさまにはお疲れさまでした。
ありがとうございました。
一年間のご報告と活動状況の発表、今年の計画と予算につきまして承認をいただきました。
特に会計報告に関しましては、詳細な文書を早坂会計事務所の早坂剛先生に同席の上でご提示頂き、最終監査責任者として井上嘉久弁護士の認証をやはり出席下にご報告いただきました。
委任状をいただきましたみなさま、会員・サポーターのみなさまに感謝してご報告申し上げます。
ご参加の方々からは、「引き続き支援するからとにかくこういう活動は継続せよ」と激励をたまわりました。
(理事長のごあいさつは
こちらをお読みください)
口頭にて申し上げたことを以下に加えてここにお伝えいたします。
「寿は10年先を進む町」は、依然としてハズレていません。
最近、本人の能力よりも就職に際して社会的なハードルが高くなっています。
大卒に職がない社会、寿にやって来る人たちに職があろうはずもありません。
40歳過ぎればブルーワーカー的仕事は、年齢ではじきとばされてしまいます。
リストラされてひとたび寿に住民登録されてしまうと、面接で「風呂に入っていますか?」と質問され、嫌みの一つ二つを聞きながら「不採用」をもらってくる人々がいます。
この方々に生活保護の適応が増えているのが日本の現場です。
かつて労働者の街、ついこの前まで知的障害や精神障害、依存症を持った若者が加わった街、最近は他区の独居認知症高齢者が送り込まれて来る街、最新には「トカゲのしっぽ切り」の形で社会から振り落とされた人々が流れてくる街。
これが寿です。
入り口はいっぱいありますが、出口に苦慮を重ね社会保障でパンクしかねない日本の未来を占う街。
寿が出口のない街にしないよう、「さなぎ達」では種々の支援活動を行っております。
ご支援頂いた金品をムダのない形で「衣医食職住」の各方面の活動に宛てて参ります。
今年もなにとぞ見守っていただき、温かくご支援のほどお願い申し上げます。
特定非営利活動法人さなぎ達
理事長 山中 修