7月3日(水)寿町の小さな公園(寿児童公園)にて毎年恒例の「七夕まつり」が地域主催にて開催されました。寿町のおじさん達、寿福祉センター保育所の子供たち、他の施設の方々、勿論「さなぎの家」「てふてふ」も参加させていただき、利用者さん、ボランティアさん、職員、用意した竹へ各々の願望、夢、希望を書いた短冊を児童公園の柵へ・・「酒をやめたい」「家族を持ちたい」「夏休みが一ヶ月欲しい」「彼氏ができますように」「痩せたい」etc・・一方保育園の子供たちの純粋な夢に満ちた短冊と共に、そっと飾らせていただきました。
振り返れば一年前、「さなぎの家」の利用者?いやいや主人公!であった「F君」の「早くさなぎの作業所ができますように・・」と力のこもった字で書かれた短冊を思い出し、そういえば「F君」は本人の希望もあり、「てふてふ(就労支援B型作業所)」の第一番目の利用者のはずだったよなぁ・・作業所が出来たら一緒にやろう!と強く約束を交わしたよなぁ・・彼は知的障害、精神障害、てんかん、聴力も障害があって、パニックは激しいし、暴れるし、家族とも縁遠く、入れる施設も無くて「寿町」しか居場所が無くなって、不慮の事故であっけないほどに若くして天国へ行ってしまった。
純粋な「F君」の書いた短冊と「子供たち」の短冊がオーバーラップして、なんとなく感慨にふけってしまいました。
まぁ・・せっかくなので記念写真を撮ってもらい、夏の暑さに負けぬように・・願いが届きますように・・。そして「F君」の屈託の無い笑顔を思い出しながら・・。