さなぎ達は、
「寿は日本の縮図」「寿の問題点は10年先取り」
を合い言葉に、
「誰もひとりぼっちにしない」とのグランドデザインで活動をしています。
多くの介護・看護・DAY CARE、訪問診療、訪問マッサージの人達が町に流入し、高齢者孤独死問題はもはや過去の問題となりました。
寿では今、また時代を先取りして変化しています。
おびただしく亡くなっていく高齢者のあと、
刑期修了や、各種依存症の人々が、社会的な居場所を失って、数多く流入してきています。
寿地区にはボートピア、大型パチンコ店が2軒、また私営ギャンブル場などが密集しています。
これらの場所は、社会的な居場所を失った人々が集いやすい場所でもあります。
そのお膝元において、「さなぎ達」はその方々の居場所をつくり、その人達と丁寧に話しをして、一緒に出口探しをする活動を開始し始めました。
高齢者孤独死問題の次は、居場所と家族を失った依存状態の若者。
さなぎ達のこれからの活動の中心となります。
一年以上の時間をかけて、横浜遊技場組合へプレゼンテーションの機会をいただいて、また、同組合の理事の皆様が来寿されて「さなぎの食堂」をご見学いただき、私どもの活動をご評価いただきました。
横浜遊技場組合はパチンコ業を営む会社の役員の方々から構成されていますが、「寿に居場所を求める、各種依存状態の人達の出口創り」のために、とご寄付をいただきました。
パチンコ遊技場組合がこうした形でNPOや地元地域貢献・支援に乗り出したという例は、全国でも例がありません。ご英断に感謝しつつ、一同あらためて鉢巻きを締め直しています。