四季に暮らす

季節の着物、食卓、ベランダの植物たち
和と洋が仲良く並んでいるような衣食住の風景

退院しました① 右目を預ける!

2024-09-24 | 日記

9/17(火)午前に右目を手術、昨日 9/23(月) に退院しました。
入院している間に、秋になっていました。

お陰様で手術はうまくいき、経過もとても順調のようです。
心配してくださった方、応援してくださった方、ありがとうございました。

病院に6泊7日して帰還した家の中は少し懐かしく、使い慣れた家具の手触りやその配置にほっとしています。
ベランダの花たちの世話や、家の中をきれいに掃除・片付けてくれていた夫に感謝。

手術後2日目ぐらいから、少しずつ短時間ですが皆さんのブログにも訪問したりして
植物や昆虫・生き物、秋の収穫、美味しそうな料理、自然の風景、音楽、何気ない日常に癒されていました。

帰宅後さっそく、教室の額の中の手拭いを、秋の七草 → 彼岸花に入れ替えてみました♪

退院祝いは夫とささやかに。
炊飯ジャーで簡単に炊けるお赤飯を私が炊き、夫が刺身を買ってきて盛り付けてくれました。
あと、真空パックに入っている地鶏の炭火焼きを温めて。
夫は冷酒、私は二週間禁酒なので炭酸。(^^)



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*ここからは自分のための覚え書きです ..(。。 ) 
  文章が長くなりますので .. ご興味のある方だけお読み下さい。


(1)手術まで
左目を手術したのは、2016年12月(54歳)← 若っ!
今回の右目は、2024年9月(62歳)

網膜硝子体・黄斑の手術ができる病院は、8年前は勿論のこと現在もまだ限られています。
今回は「あれっ?」と感じてすぐ、前回と同じ症状だと思い、密かにネットで病院を探し始めました。

前回の経験から、紹介状を書いてもらったりしていたら、検査は二度手間になるし、手術は軽く二〜四週間は後になってしまうと思い、病院選びは夫や息子に相談せず。
最終的に自分なりに二つに絞り込んでいた病院の中の一つに決めました。
初診(9/9)→ さらにこの週に数々の検査・診察 →手術(9/17)は最速スケジュールだったかと。

紹介状なしで初診にかかると、担当医は自動的に振り分けられてしまうのですが
事前に曜日毎の担当医表も確認し、初診が別の先生になってもこの手術ができる先生は限られているので、すぐにこの先生にカルテが回され、担当医が変更になるに違いないことも見込んでいました。
・・で、願っていた通りのその運びに。

診察・手術・入院期間の全てにおいて評判通りの良い病院で、この病院にしてよかったと心から思います。

手術時間は約1時間半。
局部麻酔なので痛みを感じることはほぼありませんでしたが、いくつもの器具や先生の手の感触、今何をされているかの感覚、スタッフ間の会話・・
まな板の鯉にも、自分の扱われ方は良くわかるのです。

そして、自分では見ることもできない自分の目の奥の深部に、顕微鏡下の視線が注がれているのを感じます。
集中と丁寧さに安心と信頼を確信し、術中ずっと感謝の気持ちでいっぱいでした。

(2)術後、入院中の視界の変化
手術の翌朝、看護師の方が眼帯を外しに来られ、目の清拭と目薬・確認に来て下さいました。
目を閉じていると、オレンジ色した夕焼けのような空のような下に、わずかに弧を描いた夕闇迫る黒っぽい大地の地平線。
日没時間のサバンナの風景みたい・・ああ、そうだ!!
オーストラリアのウルル(エアーズロック)の夕暮れで見たような色。
恐る恐る眼球を下に向けてみると、薄曇った空に見たことがあるようなもくもくの雲が海面に映っているような景色が見え、これは脳が見せている風景?ととても不思議でした。
黄斑部の円孔を塞いだ手術後、目の中にガスを入れる(手術部分の圧着のため)ので、通常の視界とはまるで違う不思議な視界が広がるのです。

日が経つにつれ、サバンナの風景のオレンジ色は内側から見た私の瞼の色なのかも・・と思い始めました。ガスが入っているから左目より明るいのか??
そして弧を描いていた黒い部分は、実は丸い円の一部(弧)だと気づきます。
時間の経過と共にガスが少しずつ抜けていくと、境界線にもなっている黒い弧の位置が少しずつさがり、黒い円の全体像が見えてくるからです。

そして、明るいところで目を開けると
自分がまるで湖の中に潜って目を開けているような感覚。
透明度が少し低い水の中から見えるぼよぽよと揺れる景色・・
そしてそれは水?ガス?の影響なのか、凸レンズの虫眼鏡で見たように実物より大きく見え、目の前に出した手をその右目で見ると巨大な右手に。
初めてこの手術をした人はまずこれにビビると思います。(手術、失敗?・・と)
私は左目で経験していたので不安はなく、ああ、あの時もそうだった・・と。

術後4日ぐらい経つとこの「湖」は、せいぜい「池」か「水たまり」のようになってきました。
でも、自分の目の中にぷるぷる揺れる水たまりを抱えている風景も不思議です。

ここ何日か、目を開けて正面を見ると弧の上部の隙間に、正しい世界が見え始めました。
この部分が日々広がっていくと思われます。感謝!!

ガスが完全に抜けるのには「手術から二週間はかかる」と聞いていますが
このペースだと、きっと今週末ぐらいかな・・と思いながら、
ガスが完全に抜けるまではしばらく大人しく過ごすことにします。

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8年前に突然降り掛かった左目の異変。
加齢や強度近視などが原因とされる病気ですが、実は怪我(強い衝撃)も原因になります。
まだ自分では若いつもりだった8年前、思えばその少し前、美容院のガラス戸に左目横をガツンとぶつけて瞼を腫らし、痣になったことがありました。
美容院の方がすぐに冷やしてくださって、その時は大丈夫だと思っていたのですが・・痣が消えた頃の異変でした。
病院では右目に何も症状や兆候が見られないことから「今となって原因の特定はできないけれど、今回はその時の衝撃が引き金になっている可能性が大きいです。」と言われました。

今回、最近では右目をぶつけた覚えはないのですが
1年前の夏、リフォーム工事前の片付けをしていた時、棚の上の物を取ろうと台に乗って手を伸ばしてバランスを崩し、右目の横を棚の角で強打しました。
すぐに冷やし、最初はうっすらと赤く目の縁が彩られ?(夫云く「舞妓さんみたい」だったのが)翌日にはお岩さんみたく腫れ上がり、どす黒くなったことがありましたあ〜。。

もう1年前の怪我なので今回の異変に繋がるか?はいよいよ不明ですが、
今回は「加齢+怪我+元々この部分が弱い」なのかもしれません。

持病は特にないので油断していましたが、私の弱点は目だったようです。

目の近くを怪我した人が必ずしもこの病気になる訳ではありませんが
若ければ大丈夫でも、私たちの年代になると・・目の周りを怪我しないように気をつけることに越したことはないと思います。
目本体は、本能的に顔を背けて避けるので「目の目尻側横」要注意!!

*休み休み少しずつ書いているので、次回の更新は3日後ぐらいになると思います。(_ _)


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