「リスボン」というと軽快な響き・・だけど「RISBOA(リスボア)」と呼ぶと、何かが重く漂うイメージ・・
語感とは不思議なものですね
写真で見たトラムが行き交う古びた街角に何ともいえない懐かしさを覚え、ポルトガルの街リスボン・・いや、RISBOAへはいつか訪ねてみたいと思うようになっていました
そしてこの朝、ルシタニアでついにやってきました!
■サンタ・アポローニア駅
水色をしたこの駅のホームに降り立ち、嬉しくて嬉しくて写真を撮りまくってしまいました
こじんまりした駅なのですが、私はこんな駅が好きです
マドリッドからリスボンまで、夜通し走り続けたこの国際夜行列車をねぎらうように、さっそく冷たい水で顔を洗ってもらっているのを見て、またまた嬉しくなりました
私からもありがとう、ルシタニア!!
駅のすぐ横には、Rio Tejo が流れているはず・・
さっきルシタニアの中から日の出を見ました!
横断歩道を走って渡り川の方へ・・スーツケースの車輪が悲鳴をあげていますがお構いなし(^-^;)
まるで海のようです...
でも日が昇るあっちの方角には昨日までいた、マドリード・トレドが・・そしてスペイン語ではタホ川(Rio Tejo )と呼ばれる同じ川が流れているのです
この川の流れの先にあるのが大西洋・・
しばらく感慨にふけりながら眺めていました
■①Viva Viagen と ②7 Colinas
さて・・切符を買ったり、移動を開始しなくてはなりません
またサンタ・アャ香[ニア駅に戻ります(といっても通りを渡るだけ)
①Viva Viagen(ヴィヴァ・ヴィアジェン)
②7 Colinas(セッテ・コリナーシュ)
駅の窓口ではまず、翌々日とそのまた次の日にリスボン⇄ャ泣gで乗車予定のAP(アルファ・ペンドゥラール)の切符の予約・座席指定乗車券を購入
間違いがあると大変なことになるので、必要事項を書いたメモを作成しておいたお陰ですんなりOK
続けて①を購入しようとしましたが(なぜか)この駅では出来ませんでした
代わりに「そこを曲がって右にある場所で買うように」と英語で言われました
行ってみます‥ が、そこには窓口のような場所も券売機もなく、何度も行ったり来たり。。
通りかかった人に聞いてやっとわかりました!
なんと・・そこは宝くじ売り場のような?売店で、買えたのは②の券
お店の人が「同じように使えます」と言うので1日(使用開始から24h)乗り放題券としてチャージしてもらいました
正確な金額は忘れましたが、カード発行料は①も②も同じく0.5€で、乗り放題用のチャージ料金も確か6€
ほぼ同じように使えました
1日目は乗り放題券として、2日目3日目はチャージ券として使おうと決めていました
結果として何が違ったかというと、②はチャージ券としてもフェリーには通用しませんでした
そのため2日目に①の券をフェリー乗り場で発券し、その後チャージ券として利用した次第です
発券料は0.5€だし、乗り放題に利用中か?チャージ券として利用中なのか?わからなくならず良かったのかもしれません
いずれにしてもリスボンでは運賃を現金で払って乗るのはかなりの割高になるので、この券をスイカのように使い回すのは必須です★
■地下鉄
さっそく②を使用開始、リスボンで2泊するホテルがあるバイシャシアードまで、地下鉄ブルーラインを利用することにします
翌日8時半すぎ頃まで市内交通乗り放題です!
ホテルは、バイシャ地区の中心地
リスボンでの2泊3日は、どうせ出歩きまわってホテルでは寝るだけのはず
「立地の良さとバスタブ付きは必須、できればベランダ付き」の条件で、できるだけ安いホテルをネットで予約していました!
荷物をホテルに預けて、さっそく街歩きに出かけます
■市電28番線
リスボンと言えば、このレトロなトラム(^-^
まずこれに乗らなくちゃ!
ホテルから一番近い28番線の乗り場からまず、始点のPrazeresまで乗って行き、カンメEデ・オウリケ市場に行ってみたいと思います(^^)/
やってきました28番線♪ぎゅうっぎゅうっっです(^-^
でも、満員のそのトラムにぎりぎり乗れたそのお陰で、運転手さんのすぐ後ろのポジションに立ててラッキー(^^)v
写真を撮るのに夢中になっていたら、右のおばさん(無愛想なように写っていますが、話す時は笑顔でとても優しいおばさんでした)が「空いたからここに座りなさい」というようなゼスチャーで手招いてくれて、これまたよく前がよく見える席に座りました♪
トラムが停まり、乗客の方を向き直った運転手さんが振り返ってポルトガル語の大声で何ごとか叫んでいます
みんなが降りていくのでわけもわからず私達も降ります
降りたところに停まっていたとトラム ↑ に
乗り換える乗客が多いように思えました
古い電車の故障だったのかな?なんて悠長に思い込み、私達も何となく次に来たトラムにまた乗り込んでしまいました
ああ、間違えてしまいました~
途中で何かへんだな・・と思い、乗客の中で地元の人風の方に訊ねたところ・・私達はまた折り返しのトラムに乗ってしまったようです(^-^;)
Prazeresはさっきのところで良かったのです!ちゃんと停留所名を確認すれば良かったあ~ 失敗
下車して、また反対方向の28番線に今度は行先名をしっかり確認してから乗りました!
しかし、何度乗っても楽しいレトロなトラムです(^-^
今度はちゃんと
Prazeres で降りました!
■カンポ・デ・オウリケ市場
夫が旅行前から食べたがっていた「ケージョ・フレシュコ・オヴェーリャ」、お店の人が勧めてくれた他のチーズ、スィーツやパンを何度もおかわりしながら、ワインとビールでお昼ご飯にしました♪
お腹いっぱいになったところで、また28番線
Prazeres からGraca まで乗って行きたいと思います
狭い坂道を上ったり下ったり、うねるように縫うように走ります
■グラサ展望台からの眺め
ここからぶらぶら、ポルタス・ド・ソル広場まで歩いておりてみます
■ポルタス・ド・ソル広場
■サンタ・ルジア展望台
■カテドラル
いつの間にかここまで歩いて下りてきていました
そのまま、コンセイサオン通りまで歩きます
■市電15番線でベレン地区へ
アウグスタ通りから勝利のアーチを抜けてコメルシア広場へ
ここから市電15番線に乗ってベレン地区へ足を伸ばしたいと思います
■ベレンの塔
ベレン駅からここまで歩くのは暑さもあって足がへとへとでした~
■発見のモニュメント
15世紀、世界に先駆け大航海時代の扉を開いたのはポルトガルでした
エンリケ王子による航海術の研究、そして、インド航路を発見したバスコ・ダ・ガマと続きます
海の先には一体何があるのか?どこまで続いているのか?生きて帰れないかもしれない・・
この時代に嵐や海賊に遭う危険を冒し、未知の大海原に出て行く知恵と勇気と決断はどれほどのものだったかと思います
そしてこのエンリケ王子は、ジョアン一世の元に英国の王族から輿入れした王妃が生んだ3人の王子の中の三男
当時の政治的な意味合いもあったこの結婚によって生まれた子供が、新しい時代を切り開くことになることに、歴史の不思議さと運命的なものを感じます
■ジェロニモス修道院
ポルトガルが一番輝いて富んでいた大航海時代に、航海の安全を祈願して約1世紀かけて完成した修道院です
国をあげて全国民が、ひとつの方向を見ていた時代だったのだと感じました
祖先への尊敬の念と誇りは、何百年もたった現代でも伝承され生き続けているのだと思います
この国でずっと感じていた人々の穏やかさと温かさの源は、そんなことにもあるのかもしれません
■リベイラ市場
カイス・ド・ソドレ駅まで市電15番線で戻ってきました!!
やってきたのは、リベイラ市場
リスボンで一番古い市場だったのが、グルメスポットとしてリニューアルオープンしたようです
ここで休憩
まだまだ明るいのに既に混んでいて、人気がうかがえます
地元の客も多いようです
メニューを選ぶ力も無いほどお腹がぺこぺこへろへろだったので『地球の歩き方』に掲載されていたメニューをそのままオーダー
子牛のひき肉包み揚げ、地鶏のパイ、干しダラの天ぷら・・
生き返りました!!(^^)/ 復活
■ピッカのケーブルカー
これもまた、リスボンでは乗りたかった乗り物(^。^)
乗り場の下の入口はわかりにくいところにあるようなのですが、リベイラ市場から近いようなので、彷徨いながら探してみます(^^)/
こんな所に出てきました!
下が乗り場のようです
これを見送りながら写真を撮って、次の便のケーブルカーに乗ることにします(^^)v
上って行くと人が端によけ、通ったあとに歩いて下りて来る人たちも・・
とても急な坂道ですが現金で運賃を払うと3,60€・・やっぱり乗り放題券(or チャージ券)は必需品です
と、思っていたら次のケーブルカーが上から下りてきました
これを見送ったら、下の入口に行かなくちゃ!
ぐるっと道を回って、転がるように乗り場へ急ぎますo(^-^)o
私と同じようにピッカ線に乗るのを楽しみだったらしく一緒に窓にかぶりついていた「乗り鉄&撮り鉄」のおじさん二人と仲良くなってしゃべっていたら、夫が後ろから携帯で写真を撮ってくれました(^-^
ふうぅぅ~ 往復乗って満喫しました\(^o^)/
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また、市電28番線に乗ってホテルの近くのコンセイサオン通りまで戻ってきました
やっとホテルにチェックインします(^-^;)
スーツケースの荷物整理をしたり、シャワーを浴びて休憩したり、夕食の相談をします
もう動きたくないくらい足は疲れていたのですが、夫が「俺はファドレストランに行きたいんだ( ̄^ ̄)」と言います~
お腹はすいているので、足をもみもみして少し回復させてからまた出かけました
ところが、、やっとのことで辿り着いたファドレストランは・・この日はおやすみ... orz..
収穫は、街角で音楽に合わせてカップルがSexyなダンスを披露していた賑わいに出逢えたことぐらいだったでしょうか(^。^)
ホテルのある通りを歩きながら、美味しそうなポルトガル料理のお店を見つけて、やっとそこでディナーにありつくことができました
もちろん・・もう
バタンキュ~です (o◠ˆ◠✿) zzz
次回は『イベリア半島の旅 ⑥リスボンその2』です\/