四季に暮らす

季節の着物、食卓、ベランダの植物たち
和と洋が仲良く並んでいるような衣食住の風景

湯田中渋温泉郷♨️の旅③渋温泉、湯めぐり三昧 👣

2025-01-12 | 旅行(*国内)

 渋温泉♨️でしたかったことは二つ。

①金具屋さんに泊まってみたい。
(「千と千尋の神隠し」のモデルになったと言われる温泉はいくつかありますが、この宿もその一つ)
②渋温泉に九つある外湯巡りがしたい。

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1/6(月)
湯田中温泉から、ぶらぶら寄り道しながら歩いて渋温泉街に着いたのは12時半過ぎ。
ここでも、すれ違う宿泊客は外国人の方が圧倒的に多く、旅館浴衣の着こなしもさまになっているのに感心しました。
昼間のこの時間にも旅館浴衣で歩き回れると言うことは、この温泉街に連泊されているということですね。

なだらかな坂道を、この日宿泊予定の金具屋の方へ上がっていくと、九つある外湯の中の三番湯「綿の湯」が見えてきました。
外国人旅行者が、専用手ぬぐい(旅館で宿泊者に販売)に湯巡り朱印を押しています。
よくご存知だなあ・・と感心することしきり。
なぜなら、手ぬぐいに押した朱印を乾かしながら歩き回っていたのは、外国の方ばかりだったので。

もちろん、私たちも購入予定。^^

金具屋さんに到着。
チェックインは厳密に15時からなので、荷物(リュック×2)を預かってもらい、巡浴祈願の手ぬぐい(500円)だけをチェックイン前に購入させてもらいました。
渋温泉にある宿の宿泊者は「一泊住民」として共同浴場(外湯)九つに、無料で入れるのです。
外湯の鍵の授受は、チェックインしてからになります。



 

チェックインまでの2時間の間(実際の湯巡り入浴は2日がかりでするとして)
先に九つの外湯と満願の渋高薬師参りをして、手ぬぐいに朱印を押して回ることにしました。

奈良時代、僧行基が東国行脚の際の発見したのが、現在の共同浴場「渋の大湯」。
そして、行基が刻んだ薬師如来を祀ってあるのがこの薬師庵。

  

 

 

温泉街の突き当たりにある温泉寺の方は 入り口が閉鎖されていて(階段の積雪のため?)お参りできませんでした。



温泉街を買い物(部屋飲み用のビール・水)をしながら、湯横川に出たり、朱印を押したり、写真を撮りながら坂道を行ったり来たり。ぶらぶら2時間散策。(この日の万歩計も16,000歩超え)

 

 

  

 

巡浴祈願手ぬぐいの朱印捺印も完成\(^-^)/
チエックイン後は、金具屋の大浴場と貸切風呂の中の二つに入るので精一杯で
翌朝、6時に起きて朝食前後の時間に九つの湯の入浴を制覇(正確には8つ)しました。
手ぬぐいの捺印をこの日に終えておいてよかったです。(日付の記入はマジックでこれから)

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金具屋にチェックイン。
金具屋の部屋は全ての部屋が違う造り。
私たちの部屋は1階の庭に面した部屋で、嬉しかったです!
金具屋の中のスタンダードな部屋プランで予約していたのですが、シンプルだけどレトロでとても素敵でした。

  

 

  

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宿泊の希望者が参加できる金具屋文化財巡りツアー(17時半〜)を申し込んであります。
その前に・・ひとっ風呂、いや、ふたっ風呂。いえいえ、さらにもういっちょ。♨️♨️♨️

金具屋には大浴場が2つ「浪漫風呂」と「鎌倉風呂」。(0時に 男女入れ替え)
さらに貸切風呂が5つ。この貸切風呂は予約不要で、行ってみて空いていたら中から鍵をかけて利用するシステムです。
タイミングよく、貸切風呂の「岩窟の湯」と「斎月の湯」に入れました。
小さな貸切風呂は、二人で利用するぐらいの広さです。
(貸切風呂は撮影可でした)

*岩窟の湯


*斎月の湯


この後さらに大浴場の「浪漫風呂」に入ってから、金具屋文化財巡りツアーの集合場所:登録有形文化財になっている130畳の「大広間」へ。説明を聞きながら階段を下って行き、同じく登録有形文化財になっている木造四層楼「斎月楼」の建築や特殊な細工に注目しました。
維持管理も大変だと思います。
今では建築許可が下りない木造のこのような旅館に宿泊し、内側から見る貴重な機会になりました。



  

 

夕食も朝食もこの大広間で。郷土料理を美味しくいただきました。



夜、ライトアップされた金具屋外観

快適な宿泊か?というとそれは、現代のホテルやスパの方が格段に優れていると思います。
館内はバリアフリーではないし、窓はサッシではなく建て付けも古いので冬は寒い。
何を期待して宿泊するか?なのだと思います。
例えばヨーロッパを旅行する時、快適なアメリカンタイプのホテルではなく、シャワーの出が悪くても昔からある古い造りの(ヒストリカルな)ヨーロッパらしい小さなホテルに泊まりたいと思う私には、願っていた宿泊でした。

夜と朝にまた大浴場の「浪漫の湯」「鎌倉風呂」で温まりました。(^^)

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朝食は7時半からにし、朝は早起きして朝食前の6時からと朝食後の8時過ぎからの2回に分けて
外湯(共同浴場)巡りに出かけました。(^。^)
前日に手ぬぐいに朱印を押して回った九つの湯です!!

*こちらの案内図画像は ネットよりお借りしました(手ぬぐいは現在500円です)



私たちは、♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️♨️
朝食前の6時から、九番湯(大湯)→ 八番湯 →七番湯 → 六番湯 ・・と入浴し
朝食後の8時すぎから、一番湯(初湯)→ 二番湯 →三番湯 → 四番湯 → 五番湯 と。

これがしたかったのよぉ 〜 \(^-^)/

紹介の順番は、一番湯(初湯)→ 九番湯(大湯)に並べ直しました。
6日に朱印を押して回ったお昼に撮った写真と、早朝入浴に訪ねた時の写真を編集しています。
(:の後に記載したのは効能)

*6時からという時間が早かったからか?旅館の一般的な朝食の時間に重ねたからか? ・・六番湯にお一人先客がいらしただけで、他は男湯も女湯も私たちだけで、貸切のようでした♪

■一番湯(初湯):胃腸

 

■二番湯(笹の湯):慢性湿疹・腺病質・諸病回復期



■三番湯(綿の湯):切傷・おでき・子宝
*入浴のために訪ねたのは7日朝 8時45分頃。開いている時間のはずだったのですが
鍵がかかっているはずの扉に石が挟んであり、?と思いながら入ってみると
お湯が全部抜いてある状態になっていました。。この湯だけ入浴が叶わず・・orz 。。



 

■四番湯(竹の湯):慢性痛風

 

■五番湯(松の湯):軽度の脊髄病・神経病・諸病回復期

 

■六番湯(目洗いの湯):眼病

■七番湯(七操の湯):外傷性障害・諸病回復期

 

■八番湯(神明滝の湯):婦人病

 

■決願湯(九番湯・渋大湯):神経痛・リウマチ・諸病回復期
*日帰りで渋温泉に入りたい人は、9番湯大湯のみ500円で利用できるようです。
(入浴券の購入は、渋温泉旅館組合事務所 or 渋温泉駐車場)
  月・水・金曜日 13:00~17:00
  日・火・木・土曜日 10:00~17:00
  GW・お盆・年末年始等は毎日10:00~17:00

 

7日の朝に、2時間半〜3時間かけて九つの湯に入って回ったことになります。(三番湯の「綿の湯だけ残念でしたが。。)
感想としては、ものすごーーく寒かったけれど、とっても楽しかったです!(^^)/

宿から持ってきたバスタオルはびしょびしょに濡れて拭くのも冷たくなっているし、そもそも脱衣所に暖房があるわけではないのでここも寒い。(ヒートショックは自己責任かも。脱衣所で乾布摩擦をしてから湯に入りました。)
何度も着たり脱いだり・・で、最後は浴衣も丹前も羽織もめちゃくちゃな着方に .. ^^;

そして何より お湯が熱っ!!(脱衣所の注意書きにも大きく書いてあります)
水で薄めたり(出したら止める)しながら、かけ湯をするだけだったところもあるし、いつまでも浸かっていたいと思う適温のところもありました。

熱くてきゃあ!と悲鳴を上げながらも、やっぱり「すごく楽しかった〜」と思うのは、
「これがしたかったから♪ 」なのでしょう。(^。^)

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金具屋を10時にチェックアウトして、湯田中駅まで送ってもらい
湯田中駅 10:50 発の長野電鉄「スノーモンキー号」で長野駅に向かいます。

次回は、やっと最終回(長々とすみません ..  適当に読み飛ばしてください .. (_ _)

■【湯田中渋温泉郷♨️の旅④】です。(。。 )

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