三蟠鉄道研究会

今はなき岡山の三蟠軽便鉄道の歴史を探り、後世に伝承していくための活動をしています。

118年前に日本で初めて国産自動車を走らせたのは岡山だった

2022-06-01 15:10:57 | イベント

 

令和 4年 5月 7日岡山商科大学附属高等学校の生徒たちが、日本で最初に走らせた国産自動車のレプリカ(実物の3分の2のサイズ)を、2年かけて制作した。

当時とほぼ同じコースで軽トラに積んで走行するイベントが展開されました。

この日がちょうど118周年になることに因んで実施されたものです。

出発式にも多くのギャラリーが見送り、ゴールでは依頼主のご子孫や、地元のギャラリー約150名が拍手で迎え、記念撮影しました。

118年前のこの日、制作した山羽虎夫氏の工場から、発注受けた資産家の森房吉、楠健太郎の地元である三蟠の江並地区まで走ったといわれるコースを疑似体験することなので、表町三丁目住民や、三蟠地区住民、マスコミに大いに注目を浴びました。

画像は、岡山の玄関口とも言われた、三蟠での記念式の様子ですが、現在ここはかつて三蟠軽便鉄道の三蟠駅前の広場になっていて、当時の蒸気機関車を模した子ども神輿も

「三蟠鉄道資料館」に展示されていて、コラボ展示となりました。 

今回、私も挨拶の中で、三蟠鉄道とのかかわりなどお話させていただきました。

尚、当時の山羽式蒸気自動車のレプリカは、愛知県にあるトヨタ博物館にも展示されています。

 後に見えるのはかつての三蟠駅舎、三蟠鉄道の蒸気機関車を模した神輿も見えます。

 

山羽式蒸気自動車を模したレプリカです。よくできていると思います。

 マスコミの取材もありました。

イベントには、クラシックカーも多く参加していました。

クラシックカーが、並んでいるところです。

 

幟旗がイベントを盛り上げました。


蓮華畑を地元保育園児に開放

2022-04-27 14:22:07 | 鉄道

 

我が三蟠鉄道のトロッコとレール復元場所は岡山玉野線の倉安川交差点そばにあります。
ここはかつて蒸気機関車が 一日10往復以上走っていた場所で、当時からこの時期には通勤客などは眼にしていたはずです。
 園児たちは毎年ここで遊んでくれています。

この日は園児たちが待ちに待った蓮華畑に入る日、天気予報では雨模様でできないかと心配したが、朝から日が差して、みんな大喜び。9時半から約1時間余り園児たちは蓮華畑に入ってはしゃぎました。
園長先生はじめ職員達は、園児たちを引率して、毎年ここ来てくれ、自然を満喫してくれます。
 毎年園児たちはトロッコ(定員10名)乗るのが楽しみですが、昨年と今年はコロナ禍の中で、トロッコ乗車体験はできません。
しかし、元気な園児たちは、みんな虫かごを持ってきて、テントウムシを獲ったり、鬼ごっこして遊んだりしました。
 今年は蓮華が少ない中、カニが沢山見つかり、トカゲも掴んで虫かごに入れては、先生たちも目を見張っていました。「なんでトロッコにはのれないの」と寂しそうに質問されて、可哀そうだったが、来年はまたトロッコに乗ろうねと励ましました。
 この場所は去る3月、岡山市が文化遺産として、「岡山歴史のまちしるべ看板」を設置してくれたので、多くの人が目に触れる場所になっています。


岡山歴史のまちしるべ看板設置

2022-03-29 10:27:56 | 三蟠鉄道研究会が沼尻軽便鉄道保存会と交流

岡山歴史のまちしるべ看板設置

   設置場所   岡山市中区平井六丁目 倉安川交差点南付近 

 令和4年3月17日にようやく設置が完了しました。書籍出版に間に合わせて完成できたので、多くの支援者に読んでいただくことができます。また一つ平井に新名所が誕生したので、嬉しい限りです。

 設置に立ち会ってもらった東山公民館館長ほか皆さんありがとうございました。この看板を末永く守ってまいります。

岡山市では市内の様々な歴史や文化の由来などを現地で紹介する説明看板設置を進めてこられ、令和3年度事業として三蟠軽便鉄道ゆかりの鉄道跡を記録する看板が設置されました。平井学区住民はもとより、鉄道沿線住民や、通行人には目につく場所に設置されたことから、学区の新名所として新たな文化遺産に加わった思いです。歩道を歩く方には、目を停めていただけますので、ご注目下さい。

 設置工事の状況

 設置完了後の記念写真

 

 設置場所 岡山市中区平井六丁目 倉安川交差点南 


鉄道史学会会員入会

2022-03-15 13:14:26 | 鉄道

鉄道史学会に正会員(個人)として三蟠鉄道研究会も代表者である内田武宏の入会が承認されました。

鉄道史学会は、鉄道史研究の発展に寄与し、関連学会との連携を密にし、会員の研究活動の振興および相互の親睦をはかることを目的とする学会です。この学会は日本学術会議協力学術研究団体です。

鉄道の歴史を工学技術面だけでなく、政治、経済、文化など多方面から学術的に研究することを目的とした学会で、1983年に設立された。

主な活動は、毎年1回の総会と数回の研究会の開催、会報の発行ですが、可能な限り参加協力したいと思います。

全国の鉄道関係者と交流や情報交換ができることは楽しみでもあります。

三蟠軽便鉄道の歴史を新しい視点で見直し、未だ解明できていない分野について、情報交換できることは誇りに思います。


【お詫びとお知らせ】三蟠鉄道記録集発刊遅延のお詫びと、今後の発行予定について

2022-02-14 13:21:29 | 三蟠鉄道記録集

 

岡山県も「まん延防止措置」が発令されるなど、図書館との出入りもままならず、 環境の変化もありますが、いろいろ 編集作業上の都合が重なり、 現在大幅な発行遅延を来しております。

発刊を心待ちにされている皆様には ご迷惑をおかけしておりますこと大変申し訳なく、深くお詫び申し上げます。

私にとって書籍出版は初めてのことでもあり 私が想像していた以上の時間がかかっています。

画像が多いことで手間取ったのと、 文章を、 途中から 「ですます調」から「である調」に変更しました。

画像も原本を 解像度を高くして スキャンからやり直ししたのは、 とても大変な 作業となりました。

 しかし 現状は確実に 一歩一歩と 前に進めているところで、出版社も可成り頑張ってくれております。

春先には発刊を目標に皆様の 期待に応えようと 最終調整に入っています。

この書籍発刊は私に取って、若い世代や後世に三蟠鉄道の実相と、郷土の誇りを伝えていくという使命があり、私なりのこだわりもあって時間が経過してしまいました。それでも長い間の夢を実現する為には、内容には慎重になっています。

今少し お時間をいただき、より良い記録集になるよう頑張ります。 もうしばらくお待ちください。

 

続いて 近況報告ですが 予て作業中だった 「岡山歴史のまちしるべ」看板の設置が 来月に迫りました。

以前このブログで 紹介 しましたデザインと、 ほぼ変わらず春先には、 道行く人たちの目を引くことになります。

この場所は かつて 三蟠軽便鉄道が 走っていた路線脇で、平井学区にとっても 新たな名所となることでしょう。

出版が遅れている記録集ですが幸いにも 設置について掲載できることになります 。ご期待ください。