三蟠鉄道研究会

今はなき岡山の三蟠軽便鉄道の歴史を探り、後世に伝承していくための活動をしています。

三蟠軽便鉄道沿線案内

2018-06-27 13:45:09 | 三蟠軽便鉄道沿線案内


この三蟠軽便鉄道沿線案内は鉄道沿線の鳥瞰図の裏面に書かれていたものです。
発行されたのは、大正13年11月25日です。

大正時代には全国的に軽便鉄道が走っていた時代です。
各鉄道は、乗客確保のために、
鳥瞰図と鉄道沿線案内をセットにして、六つ折小冊子として配布していました。
この三蟠軽便鉄道の案内は支配人だった吉田茂 氏が各駅の名勝地を紹介し、
車窓からは、備前八景と呼ばれるすばらしい景色の全てが展望できるという
ふれこみの元に、観光客などの誘致に使われました。
 その鉄道案内の全文を当時の言葉のまま、眺めてみましょう。

始発駅だった国清寺駅周辺の史跡や名勝地紹介から始まって、
網浜駅と湊駅と続けて史跡や名勝地を紹介しています。


平井村の、湊駅から、上平井駅、下平井駅と、三蟠村に入り、
宮道駅と駅周辺の名所、観光地など照会しています。



三蟠村の、浜中駅、終点の三蟠駅を紹介しています。


三蟠駅周辺は多くの景勝地のみならず、東児島方面の景勝地も紹介しています。


最後に、三蟠駅から、乗り継いでいく船便の紹介と、三蟠鉄道の乗車賃を掲載しています。


名勝地一部紹介

当時最も賑わった宮道駅は、近くに三蟠鉄道が運営していた宮道海水浴場があり、
宮道はその名のとおり、沖田神社に通じる道と云う事で、乗降客は年間を通じて多く、
宮道海水浴場のイメージを紹介します。





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