佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

ほんの逢瀬に・・・

2018-03-26 22:18:39 | 日記
あなたはごく普通の日本家屋の
一軒屋のひとり住まいで、ふだ
ん並んで天井の木目を見ている
と、

昔、しのび逢いのために待合宿で、
はかない契りを交わすさだめの
男女、という気分になった。

あなたは基本的には無口で、特に、
時おり、やるせない目を向ける。

当然、愛しているなんて、甘った
るいことは言わない。
でも、頬杖ついて、寝転びながら、
星や魚などの話しをぼんやり聞いて
いるのは、いい気分だった。

ひとつずつ、あなたの人柄や、あ
なたの興味のあるものを知ること。
一気にではなくていい。少しずつ、
ほんの逢瀬に・・・・。

奥の深い人だと思った。それが愛情、
恋情につながっていく。
古風でも、古くさい男の倫理を振り
回すような豪快な人ではない。

かえって、フェミニストであり、デ
リケートだった。

肌合いに関してはうぶなくらい、は
にかみとためらいを見せる。
およそ痴話ゲンカなど似合わない。

たぶん、美容院なんて、いっさい関係
のないはずのあなたの髪に、いとおし
く触れる。

静かな寝息は、どこかの静かな山間で、
せせらぎの魚を追っている夢か、
天体望遠鏡をのぞいている夢を見て
いるからなのだろう。

この人に、あまり恋のややこしさを
ねだってはいけないと思う私がいた。

 ~ア・イ~

しめやかな恋情
どんなにモダンな生活
様式だろうが

シティーライフに囲まれて
いようが

男と女の ふたりきりの
ひそやかな時間や営みに
確実に 生まれる

そうでなければ 恋とは言え
ない 愛とは言えない

熱く激しく 現代的な スリリ
ングな恋もあるだろうが

シニカルにかまえながら 結
局ドロドロしていく

一過性の 行きずりではない
からこそ
しめやかに 柔らかく そして
心地よく

乾いた風の吹く恋もあるのだ
渇望ではなく 潤いから
生まれた風

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暮れなずむ

2018-03-26 17:46:23 | 日記
夕暮れのジレンマ
「泥む」(なずむ)とは、障害が
あって、進むことができない状態
です。

暮れようとしているのに、暮れる
ことができない空・・・・。
夏の夕方は、特にそんな感じが
します。

ゆっくりおりてくる闇の中、家路
につく人々が行き交う街。少し
ずつ変わっていく空の色のように、

焦燥感と安らぎの入り混じった
複雑な気持ちが胸をよぎります。

やり残したことがあるようで、そ
れでいて、終わった仕事にほっと
している。

でも、まだ夜は長くて、何かをしな
ければ眠るにもったいない。

暮泥む空は、そんな胸のうちを映し
出しているようです。

駆け足で通り過ぎようとしている
足をふと止めて、空を見上げて
みませんか。

暮れそうで暮れない、あなたの
心が映っているかもしれません。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

終わらない愛を・・・・

2018-03-26 17:22:04 | 日記
時間をください
力をください
気持ちをください

終わりのない歌をください

私を包んで
抱きしめてくれるヒトをください

何にもまどわされないように
強く思いつめたまま生きて
いけるように


YouTube
矢沢永吉 東京 YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=ixQBJmoeDoY



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『絶対的な愛って、そんざいすると思うⅡ』

2018-03-26 16:58:09 | 日記
あれは、わたしがまだ二十歳(はた
ち)の女の子だった頃。
初めてのキス、初めてのデート、
シャボン玉のようにふわふわ
飛んで、空中でぱちんと弾ける、

そんな片思いの恋をいくつか経
たあと、わたしはまるで巻き込
まれるように、苦しい恋に落ちた。

これは、手探りで進むしかない
真っ暗な闇の谷底に真っ逆さま
に落ちてゆくような恋だった。

どしようもなかった。
好きで好きでたまらなくて、
四六時中会いたくて、いつも一緒
にいたいと追い求めた。

彼のそばにいない時の自分は、
まるで不完全な人間のような気
がしていた。息もできないくら
いに、身動きもできないくらい
に、焦がれていた。

こんなに好きなのに、こんなに
愛しているのに、こんなにも
不安なのは、なぜ?

彼はわたしよりも四つ年上。
わたしと同じ大学を卒業した
あと、新聞社で記者として働
いて友人の紹介で出会った。

「初めまして」
「こんにちは」
と、挨拶を交わした瞬間、わたしは
「あ、この人を好きになる」と感じ
ていた。
あとで聞いた話しによると、彼もや
はりそうだったという。

恋の始まりは、奇跡に似ている。わ
たしは今でもそう思っている。毎日、
大勢の人とすれ違い、巡り合い、出
会いと別れが繰り返されていく中、

たったひとりの人に、心がすっと
傾くその刹那。それを奇跡と呼ば
ずして、なんと呼べばいい?

付き合い始めて半年くらいのあい
だは、世界中の何もかもが、輝
いていた。見るもの、聞くもの、
触れるもの、すべてが愉しく、
すべてがわたしの心を躍らせた。

彼と一緒なら、どんな映画も名作
になったし、どんな喫茶店のどん
な珈琲も、世界一美味しく感じ
られた。恋の魔法にかかってしま
えば、枯れた花でさえ、蘇って
しまう。

けれどもそのあとにやってきた
半年は、つらかった。

つらい、苦しい、もどかしい、耐えら
れない、もう我慢ができない。
どうして?なぜなの?なんとか
して!

まるで稲妻みたいに胸に突き刺さる、
そんな思い、自分で自分を傷つけて
いるような日々。

人事異動で、学芸部から社会部に移
った彼の仕事は忙しくなる一方で、
わたしと約束していても、急な取材
が入って会えなくなる日も増えて
きた。

彼からの連絡が、なかなかこない。
だから、つらい。
彼からの連絡を毎日、朝から晩まで
待っているだから、苦しい。

待っても待っても、まだこない。
だから、もどかしい。
本当に、仕事なの?そんなに仕事
が大事なの?
どうしてすぐ連絡をくれないの?
なぜ、わたしをこんな気持ちに
させるの?

お願い、わたしを好きなら、なん
とかして!


「今の私にそっくりだわ。本当に
瓜ふたつよ」
と彼女はうなずく。
「それで、どうなったの?その
あとは」

知りたい?




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初恋の人は誰ですか

2018-03-26 12:48:13 | 日記
告白しようと思ったのは、言わな
かったらきっと後悔すると思った
からだ。

そのままの気持ちをひきずってい
たくなかった。

恋は実らなかったけれど、片思い
というものの、あのなんともせ
つないような、甘酸っぱい気もち
を教えてもらって、うれしかった。


YouTube
Maria Creuza - Insensatez

https://www.youtube.com/watch?v=nv02YxCV-5c




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『大丈夫だよ』

2018-03-26 12:27:17 | 日記
くじけそうなとき。
絶望の中にいるとき。

「がんばんれ」、だけじゃ
つぶされそうなときもある、
だけど。

「大丈夫だよ」。
やさしく、背中をおしてくれる
あなたの言葉がありました。


YouTube
INSENSATEZ (Tom Jobim & Vinicius de Moraes)

https://www.youtube.com/watch?v=uz9cxUKGAA8




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「うつくしい女」

2018-03-26 12:09:23 | 日記
美しい女には、どこか
わざとらしさが必要である。

化粧、饒舌、技巧、仮面
――― そして、そのかげに
ひそむ、はっとするほどの
無垢の心。

遊びのきらいの女に、
美しい女はいない。

詩を解さない女、
ベットのきらいな女にも、
美しい女はいない。

「美しい女とは、美しい女に
なろうとする女のことである」


YouTube

Eléa - "Les moulins de mon cœur" (Michel Legrand) | The Voice Kids France 2017 | Blind Audition

https://www.youtube.com/watch?v=4ZfFoltR3Ms





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「心のシート」を譲り合うだけでも」:佐久市 金買取 ヤナギダ ブログ

2018-03-26 12:01:23 | 日記
K18金  ¥3320
プラチナPT950 ¥2950
【3月26日(月 買取値】
佐久市野沢93番地十二町
ケヤキの木の真向かい
ぴんころ地蔵側
  ~ヤナギダ~
☎0267-62-0220

―ブログ一
体罰教師の目にあまる暴行
や就職面接官の下品な発言
など、心ない言動が新聞紙
面上で報じられています。

また、何か問題が起きると、
政治家や経営者が秘書や
部下に責任を押しつけたり
する行為も、下請け会社に

無理難題を押しつける親
会社の姿勢もすべて根は
同じです。

自分よりも弱い者を見下
してつらく当たるのは、
その人の知恵のなさの裏
返しであり、人間性の下劣
さの証でもあります。

わざわざシルバーシート
をつくらないと、お年寄り
や身体の不自由な人に席
を譲るという心遣いもでき
ない―――そんな現代の

貧困な世相を映している
と言えます。

豊かにはなったが、自分の
ことしか考えない人が増えて、
優しさがなくなったなあと、

近頃とみに感じるようにな
りました。物質的な豊かさ
を求める中で、私たちは
心の豊かさを失ってしま
ったのだとしたら、こんな
に寂しいことはありません。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“自分の井戸“を掘り下げる”

2018-03-26 07:56:08 | 日記
人と同じことをするのは、
何も考える必要がないから
楽だ。

だが、鵜は鵜、鳥は鳥であ
ることが第一なのであって、
自分ならではの特徴がなく
ては存在感がなく、稼ぐ
ことはできない。

「鵜の真似する鳥というこ
とがある。人が利巧をこら
して鍛錬をして、うまく
商売をしているのを羨ま
しく思って、

自分には運も器量もない
のにその真似するのは、
大いなる思い違いである。

これを鳥を鵜に使うという」
『商人生業鑑』

むやみに製品を多様化した
り、他分野へ手を出した
企業よりも、専門分野を深め
て、独自性を高めた企業の
ほうが内容も良く、成長力が
高い。

狭くてもいいから掘り下げ
て特徴を出すことは、いつ
の時代にも適用する原則である。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

若葉 恋よりも烈しく

2018-03-26 00:01:09 | 日記
桜の季節に、佳代子は東京にやって
きてわたしの部屋に泊まり、不倫
の恋を終わらせた。

 別れ話しの前の夜には「京都に
戻る前に、奥さんのところに乗り
込んでいく」と息巻いていたけれ
ど、翌日の夕方、わたしが仕事か
ら戻ってくると、佳代子はベット
の中から力なく「お帰りなさい」
とわたしを出迎え、

そのあとに、「疲れた。別れと同
時に魂も、抜き取られたみたい」
と呟いた。その夜遅く、学ぶさ
んからわたしの部屋にかかって
きた電話に、佳代子は「いない
と言って」首をふった。

走るのを、佳代子はやめたのだ
った。

わたしはひとりで、走り続けて
いた。三月が終わり、四月が来
て、桜がすっかり散り、五月(
さつき)の蕾が膨らみ始めても
―――来る日も、来る日も。

朝、目覚めた時にはまっさき
に、あのひとのことを考えた。
朝には夕暮れ時の風景を、夜
になると朝の風景を、思い浮
かべる癖がついた。なぜなら
東京の朝は、ニューヨークは
まだその日の朝だから。

成田空港で、あのひとは教え
てくれた。
午前と午後を入れ替えて、二
時間引いたら、俺の時間。四
月になったらサマータイムに
なるから、引くのは一時間だけ。

これからは、同じ時間を共有
することさえできないのだと
思った。
俺の方がいつもあとから、追
いかけてるってこと。

朝と夜が反対になるなんて、
悲しいな。

なんで?
だって、同じ時間に同じ空、
見られないでしょ。
その代わりに、ふたつの時間
が持てて、ふたつの空を見ら
るじゃん。


コーヒーとクロワッサンと
フルーツの朝食をとって、
ひとり暮らしのアパートを
出るのは、七時四十分。あの
ひとの時間は夕方の六時四
十分。

わたしはいつも、少しずつ
暮れていくニューヨーク
の空を思い浮かべた。街を
思い浮かべようとしても、
行ったことがないから、
うまくいかない。

ひとりの例外もなく、誰の
心の中にも、大切な人が
棲んでいるのだと、当たり前
のことなのに、まるで初めて
知ったことのように、思う。

あのひとは今、わたしのこと
を想ってくれているだろうか。
わたしが想っているほどに。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする