掃除、洗濯、炊事。
誰かにまかせたい!と思うの
は、働く女だって同じ。
ちなみに最近では主夫願望の
男たちが増えてます。
当たり前という意識は傲慢。
傲慢は差別を生む。
当たり前と思ったことを、
たまたまだ、と考え直して
みる。見えなかったものが、
見えてくる。
真っ赤なコートを着て颯爽
と闊歩するニューヨークの
女性。
カフェでタバコを片手にお
喋りに夢中なパリジェンヌ。
都市の文化を何よりも語る
のは、美しい女性の姿かも
しれません。
見せて自慢できる胸と、でき
ない胸があるように、見せて
恥ずかしい胸の中と、恥ずか
しくない胸がある。
その恥ずかしい中身のひとつ
がシタゴコロ。
自分のことを好きでいられる。
これは、美しくあるための
重要ポイント。
自分を愛している人は、自信の
オーラで輝いています。
『開けば春が来る』
文字どおり、春を閉じ込め
ている戸のこと。
“閉じ込められている“と
表現されるのは、春は格別に
誰もが待ち焦がれている季
節という気分があるからで
しょう。
「戸」を境にこちら側と
向こう側は別の世界であり、
「戸」は別世界への入り口
の比喩として使われています。
このように違う世界につな
がるものの比喩表現には、
「山を越える」「トンネルを
抜ける」「橋を渡る」などが
あります。
「山」には登るつらさが、
「トンネル」には暗闇を進む
不安が、「橋」は川の向こうに
彼岸があるというイメージに
つながり、心理的に深い意味
を持つ言葉です。
薄暗い室内にいて春を持ちわ
びており、戸の隙間からは陽
光が差し込み、戸を開けると
目の前に希望のあふれる「春」
の世界が開ける――そんな
情景の浮かぶ美しい言葉です。