市販の缶入りコーヒーなど、牛乳が入っている飲料の中には、たいてい乳化剤が含まれています。
飲料に入れる乳化剤の添加量は、一般的に0.01~0.1%だと思いますが、これは牛乳の脂肪分の分離を防ぐというよりも、むしろ消泡剤としての役割が大きいと思います。
牛乳とその他の原料を撹拌して飲料を製造する場合、ミルクを入れることによって泡立ちが生じます。泡立ちにより、撹拌にムラが出たり、充填パイプの中に空気が混入するなどの問題が出て、撹拌・充填の作業に支障が出る場合があります。そして、乳化剤を原料に添加することにより、作業がしやすくなります。
乳化剤の添加量は、原料によりそれぞれ異なります。そして、ミルクの種類や温度によっても泡立ちが異なるようです。
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