昔、除菌アルコールメーカーの担当者が、パンフレットを持って説明に訪れたことがあった。
メーカー担当「我が社では、除菌アルコールを20種類以上、販売しています。」
弊社担当K「アルコールの濃度が、それぞれ違うけれど、たとえば水産物・食肉用のアルコール濃度が低いのは、アルコールによる蛋白変性を防ぐためですか?」
メーカー担当「どうしても、アルコール濃度が高いと、身が白くなってしまうから、アルコールの濃度を落として他の加工助剤で効果を補っています。」
弊社担当K「やはりアルコールは75%(体積濃度)が一番除菌効果は高いんでしょうね。」
メーカー担当「そうとも限らないです。75%でしたら瞬間的に除菌しますが、それより濃度を落とすと時間が経って効くといった感じです。色々な菌がいますので、それに対応した濃度のものを作っています。」
弊社担当K「弊社では、除菌スプレーには75%濃度のものをお勧めしています。食品用でしたら、使う食品によって選別した方が良いですね。」
メーカー担当「やはり、菌はガキ大将だから。」
弊社担当K「???」
メーカー担当「たとえば、カビなんかはペニシリンの原料にもなっているけど、カビがいると他の菌は、のさばりにくい。カビを殺してしまうと、次に強い菌が出てくる。その環境で、一番強い菌が繁殖しやすいんだ。現在、どんな菌が出ているかで、アルコールを選んだ方がいいと思う。」
そういえば、除菌アルコールを料理酒の代わりに使いたいと言っていたお客さんがいらっしゃった。法律的にも除菌アルコールはお酒の代わりに出来ないので、できれば日持ち向上目的で使ってほしいなぁ。。。
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