産興商会のブログ

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脱酸素剤と大豆インク

2017年03月31日 | 日記

 弊社の取扱いしている、一部のメーカーで販売されている脱酸素剤には、食用インクが使用されています。

 脱酸素剤とは、鉄粉などが入っている四角い袋状のシートで、酸素を吸収します。酸素を通さない袋に、食品と脱酸素剤をいっしょに入れて封をすると、袋内の酸素を脱酸素剤がすべて吸収し、酸素をゼロにします。インクでは製品名と、脱酸素剤を食べないよう注意書きが記載されています。

 脱酸素剤は密封された袋の中で、酸素がないと生きられない菌を死滅させ、食品の日持ちを良くします。チルド食品の場合は、通常2~5日程度の日持ち期間の食品が多いので脱酸素剤は必要ありませんが、長期間保存させたい場合、たとえばお土産品で1か月以上保存するような場合に脱酸素剤が用いられることがあります。

 袋の中で、食品と脱酸素剤が接触するため、メーカーは食用インクを使用しているのかもしれません。おそらく大豆油、大豆レシチンに食用色素を混合したインクだと思いますが、大豆レシチンにはインク成分の沈澱をなくし、流動性を高めて安定させる効果があるようです。

 

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