たまに、地方の名産品で、赤・青・緑などの色が付いたビールを見かけます。
ビールの着色は、天然色素で補っているようです。赤色は、中国の老酒にも使用されている紅麹色素が安価でお勧めです。青色・緑色はクチナシ色素がお酒と相性が良いと思います。どちらの色素も光・熱に強い着色料です。
アイスクリーム・ジェラートなどの冷菓、餅を赤色に着色するには、赤ビート色素が昔から良く使用されています。添加する量を少なくすればピンク色にも着色できる綺麗な色ですので、見栄えが良くなります。餅類・冷菓でしたら、それほど熱が掛からないので大丈夫なのですが、赤ビートは熱・光に弱いため、使用できる食品が限定されます。
クチナシ青色素・紅麹色素には、粉末タイプと液体タイプがあります。出来上がったビールに粉末色素を混ぜると泡立つ可能性がありますので、あらかじめ粉末を少量のお湯で溶いたものを加えるか、液体の天然色素を混合した方が綺麗に混ざるかもしれません。ビールはもともと黄色っぽい色ですので、クチナシ黄色素は必要ないかと思いますが、クチナシ黄色素とクチナシ青色素を混合すると、お好みの色合いのグリーンに着色することも出来ます。
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