NPO法人 三千里鐵道 

NPO法人 三千里鐵道のブログです。記事下のコメントをクリックしていただくとコメント記入欄が出ます。

丁世鉉前長官"北世襲糾弾、効果はない"ーラジオ番組でコメント

2010年10月14日 | 南域内情勢
★丁世鉉氏は統一部長官を2期務め、現在金大中平和センター副理事長。海外での講演活動も活発、国内では林東源先生らと進めている韓半島平和フォ-ラムの中核的な存在でもある。6.15時、北との首脳会談を想定した予備会談演習を青瓦台で行った際、北の政治家を任されたほどに(金大中自叙伝)、北を知り尽くした稀有な政治家である。namsang


丁世鉉前長官

"北世襲糾弾、効果はない"

"ファン・ジャンヨプ勲章叙勲・顕忠園埋葬は国内政治用…過恭非礼"

2010年10月14日(木)11:32:23チョ・ヒョンホ記者( chh@mediatoday.co.kr)

北朝鮮の3代世襲に対して丁世鉉前統一部長官が、私たちが毎日反対して糾弾大会開いてみても効果はないことは明らかだと話した。

チョン前長官は14日朝平和放送ラジオ<開かれた世界、今日! イ・ソクウです>に出演して
'3代世襲には反対するが、内部的に理由があってのこと。 海外で弟(キム・ジョンウン)を助ける'というキム・ジョンナムの発言に関連して "内部的に理由があるから、仕方なしに決定されたことで、必要ならば外から(賛同はしないが)助けることがあれば助けるべきであろう。そうすることが自分の道理"と話した。

チョン前長官は国内での3代世襲非難声に対して
"私たちもそれを正しいとはみていない。が、北朝鮮がすでに決めたことを私たちが反対するといって(決定を)戻すことはない"としながら
"積極的に支持はしないが、そのことで毎日糾弾大会を開いてみても仕方ない"と指摘した。


彼は
"そのような北朝鮮とどのような方法で関係を進展させるのかを悩み、探るべきだと考える"と強調した。

イ・ミョンバク大統領と政府が、3代世襲に立場を明らかにしないでいることに対してチョン前長官は
"恐らく(すでにイ大統領が'6.15共同宣言や10.4宣言は間違っていた'し) '基本合意書が良い'と話をしたのと関係があるのでは"とし、"基本合意書が、1条に相互体制認定、尊重、2条が内政不干渉、3条が誹ぼう中止となっている。
基本合意書が良いと言ったとすれば、この問題に対しても政府当局が公式コメントをするには限界がある"と分析した。

世襲問題を置いて国内進歩政党間の論争に対してチョン前長官は、"意味のない戦い"としながら"一種の進歩陣営内での気の戦い、ないしは勢力戦いのようだ"と指摘した。

国民の3代世襲に対する冷笑に関連してチョン前長官は、"過去の太陽政策や包容政策が2代世襲を認めるからでもなく、今3代世襲まで出てきたが、将来予想される3代世襲を認めたからでもない"とし、
"ありのままの北朝鮮を相手にするほかはなく、その上でありのままの北朝鮮を相手にしながら韓半島状況を安定的に管理し、私たちの経済にも役に立つことができるという考えで包容政策を施行した"と強調した。

▲ファン・ジャンヨプ前労働党秘書に勲章叙勲と国立顕忠園埋葬をすることにした政府決定に対してチョン前長官は
"北側で主体思想を確立して北朝鮮の現政治文化構築に決定的な働きをしたファン・ジャンヨプ労働党前秘書なのに、その方が晩年に南にきて北朝鮮を批判する仕事をした"として
"北朝鮮は主体思想に寄与した側面を評価すべきだが、私たちがその点を評価することはいかがなものか"と問い直した。

彼は"ここにきて(亡命して)なしたことのために、最近の(政府の)対北朝鮮強硬路線に合うといって国民勲章を与え、それも最高勲章の槿賞まで与える必要があったのか。 少しやり過ぎではないのか。 このことが今後相当な期間、南北関係の一つの梗塞要因として作用するであろう"と憂慮した。

チョン前長官は政府がこういう決定をした理由に対して
"南北関係の必要性を度外視したようだ。国内政治の必要をより重視してこういう決定をしたことはとても残念"と批判した。



イジョンヒ議員と李時雨写真作家ー授賞式での祝辞

2010年10月14日 | 管理人のつぶやき
★北の3代世襲で保守進歩間だけでなく進歩内部でも激論が交わされている。注目のミンノ党イジョンヒ代表が、李時雨作家との関わりを知る文章を偶然発見した。今年の夏、江華島で作家と過ごしその人格に触れ、求道者の風格を見た者として、ヌッポム統一賞受賞式での祝辞には興味以上のものを感じた。
作家の国家保安法関連の裁判では、三千里鐡道との関連も起訴理由になったことがある。2002年名古屋での写真展開催に関連して…。
韓国での486世代の確かな存在を感じさせるご両人の活動に注目したい。namsang


李時雨氏、2008年15回ヌッポム統一賞受賞
受賞当日イ・ジョンヒ議員の祝辞

私がこの席で申し上げることになったことは、国会議員だからでなくイ・シウ作家の弁護人として1審裁判を共にしたからです。

私は2007年を一年間、イ・シウ作家の弁護人として生きました。

私は恥ずかしかった。

地雷被害者問題、米軍基地問題、禁止された劣化ウラニウム弾をはじめとする武器と核潜水艦停泊問題、韓米連合軍司令部問題など数多くの韓米関係の争点、微細な法的論点に対してどんな政治学者も明らかにすることが出来ない問題を暴いて、どんな法律家たちもできない法律的分析をやり遂げている芸術家を見て自身を恥じ、法律家として自らの仕事をできずにいるという責任を感じました。

イ・シウ作家の弁護人になって、私は停滞から抜け出す大きな刺激を受けました。

私はイ・シウ作家を見て悟りました。

ソウル拘置所接見室で別れる時、イ・シウ作家はいつもあまりにも謙虚に大きく挨拶をして下さいました。
裁判は保守的な年配の方らが法廷の半分を埋める特別な裁判でした。 ところが裁判が開かれると、作家を非難しに来たこの方らにも謙虚にごあいさつして説明する、そんな国家保安法被告人が作家でした。 そのように最善をつくす心、謙虚な姿勢があってこそ驚く成就を成し遂げることができたと悟りました。

イ・シウ作家は私に希望を与えてくれた方です。

逮捕された日の夜、国家保安法の最後の被害者になるといわれた作家は、1審で無罪判決を宣告されて“国家保安法に、勝つことができます”と話しました。
50日の極限の断食をやり、その体でやり遂げた裁判とは信じられない程の、豊富で明快で機転が利く裁判を演出しました。 そのおかげで、公判期日が近づく時ごとに、書面を出す時ごとに私は希望を持つことができました。 そして巨大な障壁に一つ穴をあけ、真心と情熱をつくせば勝つことができるという信念を持つようになりました。


まだ事件は大法院にありますが、作家の1審、2審判決が持つ最も重要な意味は、平和運動の必須要素の情報収集の合法性を認めたことでしょう。 軍関連事項、安保問題関連事項は政府と軍の秘密主義により、政府と軍の利害関係に合う一部事項だけ公開されてきたのが現実です。



イ・シウ作家が私に残されたお言葉で、今日の祝辞を結びます。

私が国会議員になってまもなくある女性労働者らと共に断食する時、私たちにされた話です。

“何の解決策もない、広く果てしない現実の前で、頭で思考する者は背を向けて去るほかはないでしょう。 脳の温度より心臓の温度がさらに熱い人だけが、絶望の現実を抱きしめることができます。…”

現在私が、切実な気持ちで世の中を変えようとする姿を少しでもお見せしているとしたら、少なくともその半分はイ・シウ作家が私に見せた切実さと希望によって作られたのです。

イ・シウ作家の誠意と情熱があれば、今後も南北海外同胞らをさらに多く刺激し導き、文益換牧師様の念願だった民族の統一を成し遂げられると信じます。
ありがとうございます。



世論調査、天安艦以後も'北は協力対象' 58.8%に

2010年10月14日 | 南北関係関連消息
統一部世論調査、天安艦以後も'北は協力対象' 58.8%に

2010年10月11日(月)18:36:46チョン・ミョンジン記者mjjung@tongilnews.com


統一部独自の世論調査で天安艦事件以後にも北朝鮮を協力対象で見ている国民の世論に大差ないと明らかになった。

統一部は今年全国19才以上成人男女1千人を対象に、天安艦事件直前の3月22日と5.24措置発表以後の6月26-27日二度独自の世論調査を実施した。

ハンナラ党ホン・ジョンウク議員が要求した統一部国政監査資料によれば、3月1次世論調査で北朝鮮を'協力対象'と見る国民が63.6%、6月2次世論調査では58.8%と出たそうだ。