少しづつ

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注意すること

2012年09月22日 17時19分52秒 | 日記
若かりし頃、ネオン街はとても魅力的だった。
ネオンのお店を自分で稼ぐようになったら全部廻ってみたいくらいだった。

専門学校でアルバイトを始めて貰ったのが7万円、当時は現金支給だったのでそのまま
繁華街へ、うろついていたらポン引きが声をかけてきた。
「若社長、3000円ポッキリですけべやり放題」
のこのこついて行ったらビルの裏に連れ込まれて「今おネェサン呼んでくるからここで待ってな、先払い7万円な!」
さすがに来てから払うと言ったら途端に目の色が変わって怖い人になった
雨が降ってきて誰も来るはずの無いビルの裏で一人ポツンと数十分

馬鹿な私は悔しさのあまり数ヵ月後に今度は別の場所へ繰り出した
今度は割りと大きめなお店の前でやさしげな店員が声を掛けてきたので入ったら

とりあえずビールとおつまみをセットで、容姿はまずまずのお姉さんが付いたが何故か
「ねぇ、気短い?」と幾度か聞かれた
さて、結局お話だけで手も握らずやってきた明細書は数万円也
そんなに持ってないと言うと丁寧に別室へ連れて行かれ、世間話
しばらくしてから「持ってないなら今度でいいから一応住所と名前と電話番号書いておいて」と言われて素直に書くとまた今度はプロレスの話に盛り上がった
やさしいお兄さんだった、聞き上手なのが印象に残っている

一区切り話が終わった後で自分が書いたメモを再度取り出して「じゃあ確認です、もう一度今度はソラで住所、名前、電話番号言って」と言われた
メモには実際のものを書いていたので簡単に答えると
「たまに嘘書く人居るからね、こうして確認してるんだよ」と笑顔(この笑顔がとても怖かった)

翌日早速届けにいくと同じ人が応対してくれて笑顔で迎えてくれた
「飲んでいきなよ」とまた言われたが丁寧にお断りしてお勉強は終わった

だがこれはまだひらがなを読めるようになったようなもの
勉学は続く
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