タクシーの運ちゃん災難だが

　昨日のニュースでタクシーの運転手が乗客に蹴飛ばされて
いる様子が放送されていた。

行き先を復唱している時点でドライバーのミスだったのが真相
だがその後、間違いに気づいた運転手が「料金は結構です」と
言ったにも関わらず暴行は止まらなかった。
酔っている時はどこで発火点が来るのかは不安定になるので
致し方無いところもあるのではと思う。

タクシーで思い出すのは鬼籍に入った父親が亡くなった日の事。
それは前日まで普通に過ごしていたのだが月曜の朝急性心不全で
ポックリ逝った。

自分は会社で自宅から連絡があり途中退社して病院へ駆けつける
事になったのだが、電車から乗り継いだタクシーでの事である。

呆然と新宿西口からタクシーに乗り込み行く先を告げた。
同情して欲しかったのか運転手に「昨日まで普段通りだった父が
亡くなった」と告げたら父親と同年代のそれはしばらく間をおいて
「私らの幼少期はイモしか食えなかったですからね」と


やがて病院に着いた、と思ったら何故か「お客さん、ちょっと前に
出しますね」と言って来た。
後ろがつかえているからかと思って「ハイ」と答え、少し車が前進
直後にメーターがカシャッと上がった。
それから元の位置にバック。

あとから「料金上げたかったのか」と気づく。
弱みに付け込み骨までむさぼるとはまさにこの事。

そんなタクシードライバーばかりでは無いが新宿から日曜早朝に
池袋まで帰る時、拾ったタクシーがこれまた
「休日のこの時間（早朝５時）は明治通り混んでるので私の知ってる
裏道行きますがよろしいでしょうか」と言って来た事があった。

こっちはもう飲み疲れていたので「あぁ…いいですよ」と言って寝た。
いざ着いたら料金の高い事、時折目覚めて見た光景は裏道どころか
遠回りもいいとこ。　これもジジイの運転手だったが盗人猛々しいを
地で行く餓鬼畜生の類だった。

態度の悪い運転士に当たってしまった時は「運輸局におじきが居るから
よ～く言っといてやるな」と笑顔でハッキリと言う事をお奨めする


最後に追加
父親の葬儀、なにぶん知らない事ばかりだったので葬儀屋から料金を
明細書と一緒に見せられても（あぁそんなもんか）と思っていたら
流石に田舎の従弟が料金上乗せしているのに気づきお寺側の確認も
取ってから葬儀屋を裏口に連れ出して話を付けてくれた。

教訓、　人を見たら泥棒と思え！
一昨日もフィリピンの恵まれない子供達へ募金をつのるのが居た。
小銭が溜まっていたのでそれを全部やろうとしたら封筒を見せて
来て「キモチオネガイシマス」としたり顔で言って来やがった。
相当あの様子では儲けてホクホクだったろう、むやみに募金なぞ
しない事が賢明である