昔は高級品だった時計も、最近は100均で買えるようになりました。
これだったらオモチャ感覚でいじれますし、時計の構造についても学べます。
しかも、珍しい逆回転する時計にも簡単に改造できるんです。
道具は100均で揃えられますので、掛け時計、精密ドライバーセット、ピンセット、単三電池、合計420円で逆回転時計を作ってみませんか?
脳トレ用、プレゼント用に。
昔は高級品だった時計も、最近は100均で買えるようになりました。
これだったらオモチャ感覚でいじれますし、時計の構造についても学べます。
しかも、珍しい逆回転する時計にも簡単に改造できるんです。
道具は100均で揃えられますので、掛け時計、精密ドライバーセット、ピンセット、単三電池、合計420円で逆回転時計を作ってみませんか?
脳トレ用、プレゼント用に。
ムーブメントの逆回転改造に成功したあなた!
スバラシイ!おめでとうございます。
最後の仕上げ、針取付け編です。アラームもありますので、ちょっと面倒ですがもう少しの辛抱です。
なお、逆回転の改造が必要でない方で、文字板だけオリジナルのものに変えたい!と思っている方は、(準備編)と(針取付け編)を見れば、できると思います。
なお、私が買ってきた時計は、初期の状態で文字板が変形しておりました。
安いだけあって、このような所は作りが雑です。
これは、両面テープの貼り付け場所が外側のみだと、このように変形しやすくなります。
中央部にも両面テープが必要です。
私は逆回転用に文字板(紙)を自作して貼り付けますので、元の文字板は剥がします。
自作した文字板を両面テープで貼り付けます。
アラーム針を取り付けます。
針はピンセットで摘み、取り付け部に置いた後、両親指の爪で押し込むと良いでしょう。
私はアラームを朝に使う事を想定し、ツマミを回して6時に合わせます。
横から見て、文字板と擦れていないことを確認します。
次に時針を取り付けるのですが、アラーム時刻と合っていなければなりませんので、アラームをONにして時計を進めていきます。
逆回転改造品は左回りです。
アラームが鳴った所でOFFにし、時針を取り付けます。
横からも見て、アラーム針と擦れていないかも確認します。
次に分針を取り付けるのですが、アラームが鳴って欲しい時刻を考えた場合、数分前が理想ではないでしょうか。
各目盛りの誤差もありますので、数分前に分針を取り付けます。
横からも見て、時針と擦れていないかも確認します。
最後に秒針を取り付けます。
位置を合わせ、上からグッと押し込みます。
横からも見て、分針と擦れていないかも確認します。
後はケースに組み込んで完成です。
お疲れ様でした。
準備ができたら、ムーブメント(駆動体)の改造に入ります。
中学生でもできるように説明したいと思います。
作業そのものは、ステーターという部品をひっくり返すだけです。
マイナスドライバーでムーブメントの裏蓋(輪列受け)を止めているフックを少しずつこじ開け、裏蓋を外します。
4箇所ありますので、各箇所を少しずつです。
ちなみにウチの小学生の子供は、フックを1箇所折ってしまいました。慎重に、、、。
なお、透明なケースをそのままムーブメントの置き台として使っています。
ピンセットで各歯車を取り出します。
コイルブロックを取り外します。
コイルワイヤーが繋がっていますので、切らないように気をつけて下さい。
コイルが巻きつけられている銀色の「Uの字」板状のものがステーターです。
次に、コイルからステータを引き抜き、ひっくり返して組み込みます。
ワイヤーを切らないように、慎重に。
組み込むコイルの位置に注意して下さい。
上の写真と比較して、コイルの位置は同じままで、右下にあった切り欠き部分が右上に変わっています。
ここで、コイルブロックを組み込もうとしても、第二輪列受け(白い板状の部品)のガイドピンがステーターと干渉してしまいますので、除去しなければ組み込めません。
このピンをカッターナイフで根元から除去します。
わかりにくいのですが、こうなります。
ガイドピンを除去したら、組み込みます。
歯車も元の位置に組み込みます。
(場所を忘れた場合は上の方の写真で確認して下さい。)
輪列受けを組み込んで完成です。が、ここで注意する点が一つ。
アラームつまみを「ON」側にした状態で組み込みましょう。
「OFF」の状態ではスイッチが壊れてしまいます。
今回は冬休みの工作にもってこいのテーマ(?)です。
手先が器用だと思う人は、ぜひチャレンジしてみて下さい。
ちなみに今回使用した時計は、セリアにて105円で購入したもの。
費用も抑えられて注目度も高いでしょう。
必要な道具も「ピンセット」と「精密ドライバー」、「カッター」。
あと動作させるための単三電池1本が必要です。
ピンセット以外は百均で購入できます。
いや~時計って安くなったなあ、、、。
それでは始めます。
株式会社グリーンオーナメント製 No.13660
これでなければダメってことはありません。
この手の時計は中身が似ているので、応用問題が得意な人は、他の時計でもできる可能性が高いと思います。
まずは動作確認しましょう。
アラームも鳴るかチェックしておきます。
ムーブメントを取り出します。
ケースとムーブメントの隙間にドライバを差し込み、すこしずつ浮かせましょう。
針を外します。
私は全ての針を一方向にして、アラーム針の根元を爪の先でつまみ、一気に外しています。
ここからムーブメントの分解に入ります。
が、今日はここまで。