準備ができたら、ムーブメント(駆動体)の改造に入ります。
中学生でもできるように説明したいと思います。
作業そのものは、ステーターという部品をひっくり返すだけです。
マイナスドライバーでムーブメントの裏蓋(輪列受け)を止めているフックを少しずつこじ開け、裏蓋を外します。
4箇所ありますので、各箇所を少しずつです。
ちなみにウチの小学生の子供は、フックを1箇所折ってしまいました。慎重に、、、。
なお、透明なケースをそのままムーブメントの置き台として使っています。
ピンセットで各歯車を取り出します。
コイルブロックを取り外します。
コイルワイヤーが繋がっていますので、切らないように気をつけて下さい。
コイルが巻きつけられている銀色の「Uの字」板状のものがステーターです。
次に、コイルからステータを引き抜き、ひっくり返して組み込みます。
ワイヤーを切らないように、慎重に。
組み込むコイルの位置に注意して下さい。
上の写真と比較して、コイルの位置は同じままで、右下にあった切り欠き部分が右上に変わっています。
ここで、コイルブロックを組み込もうとしても、第二輪列受け(白い板状の部品)のガイドピンがステーターと干渉してしまいますので、除去しなければ組み込めません。
このピンをカッターナイフで根元から除去します。
わかりにくいのですが、こうなります。
ガイドピンを除去したら、組み込みます。
歯車も元の位置に組み込みます。
(場所を忘れた場合は上の方の写真で確認して下さい。)
輪列受けを組み込んで完成です。が、ここで注意する点が一つ。
アラームつまみを「ON」側にした状態で組み込みましょう。
「OFF」の状態ではスイッチが壊れてしまいます。