アナログクオーツの逆回転時計は、ローターの静止位置を変えてやる事で可能になります。
ステップメロディー等の逆回転用パルス(一瞬吸引してから反発)を使うという手もありますが、回路は作れないのであきらめました。
一番初めに思いついてやったことは、ステーターの一部を削り、ローターの吸引する位置を変えるという方法でした。
(目覚まし時計や掛け時計など。腕時計は特殊なので除く。)
結果としては見事成功し、逆回転時計が出来上がったのですが、予想以上に運針トルクが下がってしまいNGです。
そこで、その他の方法を考えているうちに、メーカーは違えどステーターの形状がほぼ線対称形であることに気付き、裏返して組むという実にシンプルな現在の方法に行き着いたのでした。
ちょうど1年程前から作り始めましたが、約20個(掛け時計、目覚まし時計の1秒運針タイプ)程を作りましたが、全て逆回転に成功し、しかも1年前のものでも順調に動いています。
多分、世界で私が最初にやったものだと思いますが、(以前に知っていた方がいたらご免なさい。教えてください)、楽しい事なので公開して広めてみようと思ったのです