今年は霜で花山椒の新芽が黒くなり枯れてしまった。
もう摘む気はなかったのだが、よく5月に来られるお客さんが
「花山椒が食べたい」と言われたので、木の下に生えている
2本の花山椒は咲き始めていた。午前中木の下の部分は摘んだが
高い所は摘めない。夫に頼み枝を切ってもらった。3時過ぎから
花山椒と木の芽に分けた。これが手間がかかるのだ。5時前に終わった。
花山椒を湯がき、木の芽も湯がいた。花山椒は酒と薄口醤油でさっと煮る。
湯がいた木の芽は小分けにして冷凍にする。木の芽は刻んで佃煮する。
私は山椒の実は嫌いで食べないが、花山椒と木の芽は食べる。
山椒には3種類ある。花山椒、実山椒、葉山椒だ。案外枯れやすい木で
移植も嫌がるから難しい木だと思う。朝から山椒と格闘して疲れました。
その合間にぜんまいと蕨も摘みました。これから蕨のあく抜きをします。
2日後に来られるお客さんには山菜つくしでお迎えします。
メインは深山木の芽鍋です。鶏肉と筍、蕨、三つ葉、豆腐を土鍋で
煮て最後に木の芽をどっさりいれます。本当は花山椒がいいのですが
今年は収穫量が少なく鍋には使えません。