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まずは何をしよう

たくあん漬けました2022年度

 大根を育てている方なら最後のたくあんまで造ることをお勧めします。費用、手間もかからず美味しい物ができて、大量生産が出来るので人にあげるのにも良いです。
 漬ける方法については調べれば出てくるので基本については記述しません。私なりの気を付けなければならないことを目次に従って記述していきます。
 大根の栽培記録は下記URL
目次
1.大根の収穫に当たって
2.大根干し作業
3.材料の用意
4.漬け込む
5.消費
6.まとめ
それでは、目次に従って記述します。

1.大根の収穫に当たって
 大根の収穫が遅れるとスが入ることがありますから成長が止まったかなと思われる頃に収穫して干すのがポイントです。スが入る要因は天候にも寄ると思われますが、大根の葉が水分を求める量よりも根から吸収する水分が少ないと起きる現象かな?(大根の頭の部分より発生します)
 とにかく、ある程度(小ぶり)の大きさになったら収穫することをお勧めします。スが入って居る部分のたくあんはまずいです!(該当部位は廃棄処分となります)

2.大根干し作業
  写真のようにロープを垂らして大根を挟み込むだけです。ロープに挟む本数は7本前後が限界かな?


切った葉も干しておきます。樽に詰めたときの隙間を埋めるために使います。

 干し具合はへの字程度としています。干せば干すほど堅いたくあんとなります。

 スが入っている大根は、見た目&触感では分かりづらいが干し大根になると判ります。恐らく、葉の付け根からスが入って、下部に広がるかな?
 触感が堅くて該当部は曲がりません。この時点で該当部は切断した方が賢明です。

3.材料の用意
材料は3種類だけです。
➀米ぬか:干し大根の15%
 お米屋さんで購入できます。
②砂糖:干し大根の4%
 甘めが好きなので4%ですが、標準は3%かな?
③塩:干し大根の4%
 一番少なめで漬けいます。大根の味が分かり健康的にも良いのでお勧めの量だと思います。ただし、塩分が少ないぶん気温が上がるとぬか床にカビが生えやすいです。

 上記3種類を混ぜ込んで材料の段取りは終了です。混ぜ込むときには器を二つ用意して、交互に入れ替えて天地変えを行うと均等に混ぜることが出来ます。写真は、材料を樽に入れて掻きます前の状態です。砂糖、塩、米ぬか

4.漬け込む
  樽に収納するときに干し大根間にスペースがあると上記3項の材料が不足するので密度良く干し大根を樽に埋め込みますが、樽の直径が小さかったり干しがへの字だと堅くて曲がらないため隙間ができてしまいます。

【最近はカットして漬け込む】
干し大根を丸ごと漬けるのではなく、1/2又は1/3にカットして漬け込んでいます。利点は
・取りだした分だけお皿に盛れる。(残りを冷蔵庫で保存する必要がない)
・人に差しあげやすい量である。
・漬けるときに隙間がなくなる。(樽に収まりやすい)

大根を並べます

混合した糠をひきます。この繰り返しです。

最後に糠を被せて終了です。

最近は、干し大根を3等分に切って漬けています。3等分に切る利点は
➀樽に埋め込みやすい

②1回の食べる分として取り出しやすい。また、人にあげるのにも程よい大きさ
です。

 漬物石は漬ける量のおおよそ2倍程度で、下記写真は樽を2段重ねにして石の代わりにしています。(沢山ありますが姉さん達に樽毎渡します)石が落ちると大変危険なので地震など想定して置いて下さい。(私は古い毛布を全体に被せています)

1週間で水が上がります(上がらない場合には石の重量不足です)

水が上がった時点で軽い漬物石に変更します。2Kg前後にしています。後はこの状態で消費していきます。

5.消費
 漬けて10日過ぎれば美味しく頂けます。最初は大根の辛みが残っていて「これも良し」経年変化を楽しみましょう。
3月に入ると気温が上がって糠の表面にカビが発生します。防ぎようがないので諦めましょう。カビは問題ありませんと書けないので書きません!
私の場合は、その状態で……
 私が3月に入ってやることは、樽からたくあんを別の容器に入れて冷蔵庫で保存します。たくあんが見えない程度に樽に入っていた糠も入れます。そうするといつまで経っても新鮮なたくあんが食べられます。漬け物は樽から出したてが一番美味いからです。家の冷蔵庫に入れると文句が出るので、事務所の冷蔵庫に入れています。
6.まとめ
経費も掛からず美味しい本物のたくあんが食べられるのでお勧めです。
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