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まずは何をしよう

「私の心を躍らせたふたつの表丹沢」2024/05/20 登山日記

「私の心を躍らせたふたつの表丹沢」

どちらの表丹沢の顔が良いという訳ではない
「ふたつの顔」
南側(秦野市)から見た何時もの顔
北側(愛川町)から見たよそよそしい裏の顔
桁外れの違いに驚かされた
「表丹沢の世界を見た!」

2024/05/20 登山日記

 さて、本日のテーマを文書化するためにパソコンの電源を入れた物の、キーボードを打つ指先は留まったままだ! “心を躍らせたふたつの表丹沢の感動”を素直な気持ちで記録に残すには…… 
 昔から「百聞は一見にしかず」と言うが、その諺が心に刺さる!

 ふたつの顔があることを知った時の衝撃・感動が馬鹿でかすぎて言葉に落とすことができないと諦めた。だが日記は過去を振り返るための道具でなくてはならないので、攻めて“その時”を振り返ったときに自分の気持ちが読み取れる程度の文面とふたつの顔の写真を対比することで百聞に近づけることとした。

 文章化が出来ない言い訳が終わったが、もうひとつ書いておきたいことがある。関白宣言ではないが
 「“諺の一見にしかず” を写真でカバーするのだが、やはり “肉眼で見る感動” は “写真の構図の中” ではスケールの違いで表現しきれない」
 「まぁー ちょっとは、覚悟はしておけ!」
と、言ったところだ。
 ふたつ目の言い訳をして、踏ん切りが付いたところで作業開始である。

 「よし!」
 

「60年越しのけじめだと」改めて表丹沢の写真を撮り始めたが……
正直なところ、表丹沢の良さを「再発見すること」、
いや今思うと……
 「再発見したいこと」が目的だったかも知れない。
角度を変えて物申すと、「丹沢を歩くきっかけ作りをしたかっただけではないのか」と頭を過ぎる。

 今回のけじめが一過性で終わってしまうのかは判らないが、表丹沢のふたつの顔を見たことは確かである。「私の心を躍らせたふたつの表丹沢」について記述したい。

 私の心を躍らせたふたつの表丹沢は、下記登山で見た風景を元に、その時撮影した写真を使って話を進めていくこととする。

《ひとつ目の顔》
私の心を躍らせたひとつ目の表丹沢は、下記登山で見た風景である。
「表丹沢の顔を求めて」(南側編)
渋沢丘陵・頭高山登山5/3(5/11リベンジ撮影実施
《ふたつ目の顔》
私の心を躍らせたふたつ目の表丹沢は、下記登山で見た風景である。
「表丹沢の顔を求めて」(北側編)
東丹沢仏果山登山5/4(3/16のリベンジ)


------- 目次 ------
  1. ふたつの表丹沢と大山
  2. ふたつの塔ノ岳
  3. ふたつの大山の顔
  4. 最後に

 目次に従って
なお、南側、北側の写真を見比べやすくするために、コメントは写真の後に一括して記述することとした。
 また、南側の写真を基準にすると北側風景は左右真逆に写っていることを考慮する必要がある。


  1. ふたつの表丹沢と大山
 実は、昨年までは南側から見た表丹沢しか知らなかった。正しく表現すると、「山は、何処から見ても同じだろう」と言う感覚しか持ち合わせていなかったのだが、今年3月に宮ヶ瀬湖仏果山から見た表丹沢を拝んでから表丹沢に対する意識が変わった。

【南側(秦野市)から見た何時もの顔】
無表情に見えるが、両腕を拡げて何時も私を包み込んでいる。

南側からの表丹沢と大山     Img4977
 

【北側(愛川町)から見たよそよそしい裏の顔】
稜線からの尾根の広がりが生命の逞しさを感じさせている。

  北側からの表丹沢と大山(左右反転)       Img4966


《南側コメント》
 毎朝、視界に飛び込んでくる表丹沢の山並みである。
南側から見る表尾根は山域が狭い。それは、稜線を形作る各山頂から伸びる尾根・尾根・尾根が短いためで、短さ故に秦野盆地が出来たのか?秦野盆地が尾根の出っ張りを妨げたのかは判らない。
 従って、尾根が短い分、壁のように立っているように見えるため表情が優しく見えるが、登山者の立場に立つと急登になるので鬼のようだ。


《北側コメント》
 山が深い!それも「とてつもなく深い」 何時も見ている表丹沢とは表情が一変しているのだ!!! 深さを感じる要因は……

 丹沢主峰を囲むように幾重にも稜線が重なっている。沢山の山塊が丹沢を護衛しているようだ。その波を打つように重なる稜線だけでも満足なのだが、決定打もこの風景には仕込まれている。それは、宮ヶ瀬湖の存在だ。宮ヶ瀬湖水面があることで丹沢の高さ、どっしり感が2次曲線を描くように凄みを増している。


【南側(秦野市)から見た何時もの顔】
 これといった特徴のない山並みが優しい表情に映る。

   表丹沢        Img5000


【北側(愛川町)から見たよそよそしい裏の顔】
 麓に伸びる幾本もの尾根が山塊の深さを感じさせて、近寄りがたい表情を感じる。

  表丹沢(左右反転)     Img4964


《南側コメント》
 表丹沢を人間としてみたら……
南側からの表丹沢は、外観から見た姿と言えよう。表情がツルッとしていて、スマートなスタイル!
 年齢は、落ち着きがある団塊世代
 性格は温厚


《北側コメント》
 表丹沢を人間としてみたら……
北側からの表丹沢は、身体の内側から見た姿と言えよう。

 宮ヶ瀬湖は、表丹沢の生命の源である心臓に見えてしまうのも不思議なことではない。
それ程、逞しさを感じてしまうのだ!
尾根が静脈のように裾野まで蜘蛛の巣のように張り付いているからだろうか……
 見方を変えれば、尾根はムキムキの筋肉にも見える。
本当に、北側からの表丹沢は力強い生命力を感じる!

年齢は、プチプチのZ世代
性格は、内蔵だから不明だが、外観は優しさに包まれていながら、内面は逞しさがある理想的な人間像ではないだろうか!


  1. ふたつの塔ノ岳
 以前にも書いたが、塔ノ岳を撮った素敵な写真を見たことがない。それは多分、周りの山に埋もれているからだと考えている。特徴のない同じような山が、高さを同じにして乱立しているからだ。

【南側(秦野市)から見た何時もの顔】
 南側から見ても中央の塔ノ岳は写真嫌いのように及び腰

  塔ノ岳        Img4979



【北側(愛川町)から見たよそよそしい裏の顔】
 北側から見ても中央の塔ノ岳は写真嫌いのように及び腰! まてよ、こちらの方が奥に隠れて更に及び腰かもね!!!

  塔ノ岳(左右反転)      Img4965


《南側コメント》
 私が塔ノ岳ですと言える部分が、稜線から出ている△の頂上部分のみとなるので特徴を捉えるのは難しい。
《北側コメント》
 南側のコメントと全く同じとなる。前に尾根が重なっているが、丹沢山の範疇の尾根だろう。

「塔ノ岳の顔の写真を撮る」(格好良い写真を撮る)テーマを遂行することになっているが、改めて格好良い写真を撮る難しさを認識させられた。
   何処から? どのように? 何時?
      撮れば良いのか答えがない

  1. ふたつの大山の顔
 表丹沢の領域にないと思うが、隣に居る山で親近感があるので仲間に入れた訳であるが、今回格好良い写真が撮れたことも仲間に入れた理由のひとつだ。

【南側(秦野市)から見た何時もの顔】
 表丹沢と同じような表情を浮かべている。

  大山     Img5001



【北側(愛川町)から見たよそよそしい裏の顔】
 右側に大きく伸びる尾根が素晴らしい!
大山の顔が撮れた瞬間である。
  大山(左右反転)       Img4963



《南側コメント》
 大山阿夫利神社もあり登山ルートが多彩にある。丸みのある形状が特徴である。
《北側コメント》
この筋肉質の逞しさには兎に角驚いた! 脳みそにも見られる



  1. 最後に
 表丹沢の内面を見たというか、知ってしまったと言うことだ。どちらの表丹沢の顔が良いという訳ではない 「ふたつの顔」が私との関係を更に深めることになることは間違いない。
 

表丹沢を見つめ直すことで
思い掛けない裏の顔を見てしまった
そこには、内なる宇宙が広がっている
宮ヶ瀬湖の心臓、八方に広がる尾根の静脈・凸凹大山の脳みそ
一年に一度輝く生命の宮ヶ瀬花火

 そして余談になるが、仏果山展望台からの都心の夜景は素晴らしいと思う。加えて、朝陽により水平線上に浮き上がるスカイツリーを始めとした高層ビル群がとても素敵に映し出されるところも醍醐味だ。この映し出される高層ビル群だが、2度目のリベンジでやっと見せて頂いたが、やや霞が掛かっていて完璧な物は拝んでいない。「3度目のリベンジやりたい!」想像しただけで身震いがする。
 リベンジと言えば、夜景・星空・花火も機会を狙っている。
 余談の話が長くなったが、それ程素晴らしい景色が展開すると言うことだ。

 表丹沢のことを機会のあるごとにブログとしてまとめてきたが、本ブログを書き終わったことでひとつの区切りが出来たような気がしている。気持ちの整理が出来たのかな……

何時も隣に居る表丹沢
知れば知るほど宝物が見つかる
アクセスの良さも決め手だ
私の都合という厄介な物を追っ払ってくれる
出かけよう!
心をくすぐる宝物に合いに……




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